前場に注目すべき3つのポイント〜幕間つなぎ的にも中小型株にシフトしておきたいところ
[18/06/20]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
20日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:幕間つなぎ的にも中小型株にシフトしておきたいところ
■決算チェック:サンオータス、18年4月期営業利益は当初予想を大幅に上回る結果
■前場の注目材料:住友商、米AIベンチャーに出資、予防保全ソフトを拡販
■幕間つなぎ的にも中小型株にシフトしておきたいところ
20日の日本株市場は、自律反発が意識されるものの、下値不安の残る相場展開になりそうだ。19日の米国市場では、NYダウが287ドル安となった。トランプ政権が2000億ドル相当の中国からの輸入品に対して、新たに10%の関税を賦課する計画を明らかにし、貿易戦争への警戒感から売りが先行。中国政府が報復措置をとれば、さらに2000億ドル分の中国製品に追加課税を課す方針も示され、投資家心理の悪化が嫌気された。シカゴ日経225先物清算値は大阪比30円高の22210円だった。円相場は1ドル110円00台で推移している。
シカゴ先物は下げ渋りをみせているほか、米国市場については前日の段階で米株先物の下落が嫌気されていたこともあり、織り込み済みの面はある。ただし、シカゴ先物は一時22070円まで下げていることもあり、直近安値を意識した不安定な相場展開になりそうだ。また、円相場は一先ず1ドル110円台で推移しているものの、109円台での推移となるようだと、売り仕掛け的な動きも警戒されやすいだろう。
日経平均は支持線として意識されていた25日線を大きく下回り、一目均衡表では雲上限を下回った。遅行スパンは実線を下放れ、テクニカル面ではシグナルは悪化している。週間形状においても支持線を下回っているため、先行きは慎重姿勢が強まりそうである。また、昨日上場したメルカリ<4385>は好スタートを切り、一時6000円まで上昇。短期筋の資金も集中した格好だが、これが上場来高値として本日以降残ってしまうと、個人のセンチメントはより悪化傾向に向かいやすいであろう。大型上場のメルカリの動向をしばらくは注視する必要がありそうだ。日経平均の調整が意識されるなか、幕間つなぎ的にも中小型株にシフトしておきたいところである。
(村瀬 智一)
■サンオータス、18年4月期営業利益は当初予想を大幅に上回る結果
サンオータス<7623>は19日、18年4月期決算を発表。売上高は計画を下回ったが、営業利益及び経常利益は、エネルギー事業においてガソリン等の適正価格の販売により口銭(マージン)を確保できたこと、輸入車販売部門ではプジョー車の販売が好調であったこと、さらにカービジネス事業、ライフサポート事業、不動産関連事業とも総じて収益に改善が見られたことにより、当初予想を大幅に上回る結果となった。
■前場の注目材料
・メルカリが好スタート
・1ドル110円00-10銭
・シカゴ日経225先物は上昇(22210、大阪比+30)
・米国債の利回り低下
・日銀が大規模緩和継続
・住友商<8053>、米AIベンチャーに出資、予防保全ソフトを拡販
・富士フイルム<4901>、米ゼロックスを提訴、「買収破棄違反」、損害賠償1100億円
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・10:00 銅電線出荷統計速報値(5月)
<海外>
・特になし
<HT>
■株式見通し:幕間つなぎ的にも中小型株にシフトしておきたいところ
■決算チェック:サンオータス、18年4月期営業利益は当初予想を大幅に上回る結果
■前場の注目材料:住友商、米AIベンチャーに出資、予防保全ソフトを拡販
■幕間つなぎ的にも中小型株にシフトしておきたいところ
20日の日本株市場は、自律反発が意識されるものの、下値不安の残る相場展開になりそうだ。19日の米国市場では、NYダウが287ドル安となった。トランプ政権が2000億ドル相当の中国からの輸入品に対して、新たに10%の関税を賦課する計画を明らかにし、貿易戦争への警戒感から売りが先行。中国政府が報復措置をとれば、さらに2000億ドル分の中国製品に追加課税を課す方針も示され、投資家心理の悪化が嫌気された。シカゴ日経225先物清算値は大阪比30円高の22210円だった。円相場は1ドル110円00台で推移している。
シカゴ先物は下げ渋りをみせているほか、米国市場については前日の段階で米株先物の下落が嫌気されていたこともあり、織り込み済みの面はある。ただし、シカゴ先物は一時22070円まで下げていることもあり、直近安値を意識した不安定な相場展開になりそうだ。また、円相場は一先ず1ドル110円台で推移しているものの、109円台での推移となるようだと、売り仕掛け的な動きも警戒されやすいだろう。
日経平均は支持線として意識されていた25日線を大きく下回り、一目均衡表では雲上限を下回った。遅行スパンは実線を下放れ、テクニカル面ではシグナルは悪化している。週間形状においても支持線を下回っているため、先行きは慎重姿勢が強まりそうである。また、昨日上場したメルカリ<4385>は好スタートを切り、一時6000円まで上昇。短期筋の資金も集中した格好だが、これが上場来高値として本日以降残ってしまうと、個人のセンチメントはより悪化傾向に向かいやすいであろう。大型上場のメルカリの動向をしばらくは注視する必要がありそうだ。日経平均の調整が意識されるなか、幕間つなぎ的にも中小型株にシフトしておきたいところである。
(村瀬 智一)
■サンオータス、18年4月期営業利益は当初予想を大幅に上回る結果
サンオータス<7623>は19日、18年4月期決算を発表。売上高は計画を下回ったが、営業利益及び経常利益は、エネルギー事業においてガソリン等の適正価格の販売により口銭(マージン)を確保できたこと、輸入車販売部門ではプジョー車の販売が好調であったこと、さらにカービジネス事業、ライフサポート事業、不動産関連事業とも総じて収益に改善が見られたことにより、当初予想を大幅に上回る結果となった。
■前場の注目材料
・メルカリが好スタート
・1ドル110円00-10銭
・シカゴ日経225先物は上昇(22210、大阪比+30)
・米国債の利回り低下
・日銀が大規模緩和継続
・住友商<8053>、米AIベンチャーに出資、予防保全ソフトを拡販
・富士フイルム<4901>、米ゼロックスを提訴、「買収破棄違反」、損害賠償1100億円
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・10:00 銅電線出荷統計速報値(5月)
<海外>
・特になし
<HT>