20日の米国市場ダイジェスト:NYダウは42ドル安、利上げへの懸念が重石に
[18/06/21]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:NYダウは42ドル安、利上げへの懸念が重石に
米国株式相場はまちまち。ダウ平均は42.41ドル安の24657.80、ナスダックは55.93ポイント高の7781.51で取引を終了した。朝方は、昨日の株価下落を受けた買い戻しが先行。メディアセクターで買収合戦が激化し、市場再編への期待を見込んだ買いが集中したほか、ハイテク株が選好されたものの、経済フォーラムでパウエルFRB議長が利上げ継続への正当性を主張したことで米国債利回りが上昇し、上値は限られた。セクター別では、メディアや不動産が上昇する一方で消費者・サービスや保険が下落した。
コーヒーチェーンのスターバックス(SBUX)は、4-6月期の全世界既存店売上高が小幅な伸びにとどまるとの見通しを示したほか、大都市圏を中心に採算性の低い店舗の閉鎖を進める計画を発表し、大幅下落。ソフトウェア大手のオラクル(ORCL)は、クラウド事業の弱気な成長見通しが嫌気され軟調推移。一方で、21世紀フォックス(FOX)は、メディアのウォルト・ディズニー(DIS)が713億ドルの買収案を新たに提示し上昇。ケーブルテレビのコムキャスト(CMCSA)も買収案上乗せに意欲を示し堅調推移。
ネット小売のアマゾン(AMZN)、著名投資家バフェット氏率いる投資会社バークシャー・ハサウェイ(BRK/B)、大手行のJPモルガン(JPM)は、医療費抑制を目指して設立するヘルスケア企業の最高経営責任者(CEO)に外科医・ジャーナリストのアルトゥール・ガワンデ氏を指名した。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ドル強含み、パウエルFRB議長は利上げ継続を示唆
20日のニューヨーク外為市場でドル・円は、109円95銭から110円45銭まで上昇し、110円36銭で引けた。パウエルFRB議長がECBフォーラムで、「米国経済は非常に良好、インフレもFRBの目標である2%に近づいた」、「緩やかな利上げ継続の根拠が強い」とさらなる利上げを示唆したことから、米10年債利回り上昇に伴うドル買いが一段と強まった。ユーロ・ドルは、1.1600ドルまで上昇後、1.1567ドルまで反落し、1.1575ドルで引けた。ユーロ・円は、127円31銭から127円94銭まで上昇した。リスク警戒感が緩和し、円買いが後退。ポンド・ドルは、1.3171ドルから1.3216ドルまで上昇。欧州連合(EU)離脱交渉で、議会が介入する権限を拡大する法案を英下院が否決した。メイ首相の政治的立場はひとまず確保されたことで、政局不安を受けたポンド売りは後退。ドル・スイスは、0.9937フランへ下落後、0.9970フランまで反発した。
■NY原油:反発で65.71ドル、原油在庫減少や中国株高などが好感される
NY原油先物8月限は反発(NYMEX原油8月限終値:65.71 ↑0.81)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物8月限は前日比+0.81ドルの65.71ドルで通常取引を終えた。時間外取引を含めて一時66.35ドルまで買われた。米エネルギー情報局が20日発表した週間在庫統計で原油在庫は591万バレル減少していたことが意識されたようだ。中国本土株の反発や欧州諸国の株高も好感されたようだ。なお、一部報道によると、サウジアラビアは石油輸出国機構(OPEC)総会で日量60万バレルの増産を提案するとみられている。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 29.24ドル -0.02ドル(-0.07%)
モルガン・スタンレー(MS) 49.89ドル -0.03ドル(-0.06%)
ゴールドマン・サックス(GS)227.82ドル -0.50ドル(-0.22%)
インテル(INTC) 53.46ドル +0.53ドル(+1.00%)
アップル(AAPL) 186.50ドル +0.81ドル(+0.44%)
アルファベット(GOOG) 1169.84ドル +1.78ドル(+0.15%)
フェイスブック(FB) 202.00ドル +4.51ドル(+2.28%)
キャタピラー(CAT) 143.13ドル -0.17ドル(-0.12%)
アルコア(AA) 45.27ドル +0.80ドル(+1.80%)
ウォルマート(WMT) 83.61ドル 0.00ドル(0.00%)
スプリント(S) 5.47ドル -0.06ドル(-1.08%)
<HT>
米国株式相場はまちまち。ダウ平均は42.41ドル安の24657.80、ナスダックは55.93ポイント高の7781.51で取引を終了した。朝方は、昨日の株価下落を受けた買い戻しが先行。メディアセクターで買収合戦が激化し、市場再編への期待を見込んだ買いが集中したほか、ハイテク株が選好されたものの、経済フォーラムでパウエルFRB議長が利上げ継続への正当性を主張したことで米国債利回りが上昇し、上値は限られた。セクター別では、メディアや不動産が上昇する一方で消費者・サービスや保険が下落した。
コーヒーチェーンのスターバックス(SBUX)は、4-6月期の全世界既存店売上高が小幅な伸びにとどまるとの見通しを示したほか、大都市圏を中心に採算性の低い店舗の閉鎖を進める計画を発表し、大幅下落。ソフトウェア大手のオラクル(ORCL)は、クラウド事業の弱気な成長見通しが嫌気され軟調推移。一方で、21世紀フォックス(FOX)は、メディアのウォルト・ディズニー(DIS)が713億ドルの買収案を新たに提示し上昇。ケーブルテレビのコムキャスト(CMCSA)も買収案上乗せに意欲を示し堅調推移。
ネット小売のアマゾン(AMZN)、著名投資家バフェット氏率いる投資会社バークシャー・ハサウェイ(BRK/B)、大手行のJPモルガン(JPM)は、医療費抑制を目指して設立するヘルスケア企業の最高経営責任者(CEO)に外科医・ジャーナリストのアルトゥール・ガワンデ氏を指名した。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ドル強含み、パウエルFRB議長は利上げ継続を示唆
20日のニューヨーク外為市場でドル・円は、109円95銭から110円45銭まで上昇し、110円36銭で引けた。パウエルFRB議長がECBフォーラムで、「米国経済は非常に良好、インフレもFRBの目標である2%に近づいた」、「緩やかな利上げ継続の根拠が強い」とさらなる利上げを示唆したことから、米10年債利回り上昇に伴うドル買いが一段と強まった。ユーロ・ドルは、1.1600ドルまで上昇後、1.1567ドルまで反落し、1.1575ドルで引けた。ユーロ・円は、127円31銭から127円94銭まで上昇した。リスク警戒感が緩和し、円買いが後退。ポンド・ドルは、1.3171ドルから1.3216ドルまで上昇。欧州連合(EU)離脱交渉で、議会が介入する権限を拡大する法案を英下院が否決した。メイ首相の政治的立場はひとまず確保されたことで、政局不安を受けたポンド売りは後退。ドル・スイスは、0.9937フランへ下落後、0.9970フランまで反発した。
■NY原油:反発で65.71ドル、原油在庫減少や中国株高などが好感される
NY原油先物8月限は反発(NYMEX原油8月限終値:65.71 ↑0.81)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物8月限は前日比+0.81ドルの65.71ドルで通常取引を終えた。時間外取引を含めて一時66.35ドルまで買われた。米エネルギー情報局が20日発表した週間在庫統計で原油在庫は591万バレル減少していたことが意識されたようだ。中国本土株の反発や欧州諸国の株高も好感されたようだ。なお、一部報道によると、サウジアラビアは石油輸出国機構(OPEC)総会で日量60万バレルの増産を提案するとみられている。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 29.24ドル -0.02ドル(-0.07%)
モルガン・スタンレー(MS) 49.89ドル -0.03ドル(-0.06%)
ゴールドマン・サックス(GS)227.82ドル -0.50ドル(-0.22%)
インテル(INTC) 53.46ドル +0.53ドル(+1.00%)
アップル(AAPL) 186.50ドル +0.81ドル(+0.44%)
アルファベット(GOOG) 1169.84ドル +1.78ドル(+0.15%)
フェイスブック(FB) 202.00ドル +4.51ドル(+2.28%)
キャタピラー(CAT) 143.13ドル -0.17ドル(-0.12%)
アルコア(AA) 45.27ドル +0.80ドル(+1.80%)
ウォルマート(WMT) 83.61ドル 0.00ドル(0.00%)
スプリント(S) 5.47ドル -0.06ドル(-1.08%)
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