注目銘柄ダイジェスト(前場):新川、ジンズメイト、三井金など
[18/08/13]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
三井金<5706>:3555円(-630円)
一時ストップ安。第1四半期決算と同時に発表した業績予想の下方修正がネガティブ視されている。上半期経常利益は従来予想の180億円から110億円に大幅下方修正、キャリア付極薄銅箔の販売量減少、金属価格の想定比下振れなどが主因となっている。在庫評価損の発生に関しては織り込みも進んでいたが、極薄銅箔マイクロシンの販売数量見通し大幅下方修正は想定外との見方が多いようだ。
ジンズメイト<7448>:728円( - )
ストップ高買い気配。先週末に第1四半期決算を発表、営業利益は2億円となり、前期第1四半期(3-5月期)2.2億円の赤字から大幅に収益が改善している。通期計画0.7億円を大幅に超過する状態となっており、ポジティブなサプライズが先行しているもよう。値入率改善及び値下げ・値引き抑制で売上総利益率が前年同期間対比で4.2pt改善したほか、経費削減効果で売上販管費比率も同7.4pt改善している。
オートウェーブ<2666>:133円(+12円)
大幅に反発。19年3月期第1四半期(18年4-6月)の営業利益を前年同期比713.8%増の0.24億円と発表している。車両の充実や販売担当者のスキル向上が寄与し、新車販売台数が順調に増加した。新車販売時の下取り車両の再販効果も利益拡大に貢献した。タイヤ販売も堅調に推移した。通期予想は前期比69.5%減の0.40億円で据え置いたが、進捗率は既に60%に達していることから上方修正への期待が広がっている。
ナカニシ<7716>:2343円(+125円)
大幅に反発。18年12月期第2四半期累計(18年1-6月)の営業利益を前年同期比34.0%増の56.47億円と発表している。歯科製品関連事業が国内で40%以上の増収となり、欧州やアジアでも堅調に推移したことから利益が拡大した。また、工業製品関連事業もアジアと欧州、国内で順調に伸びた。通期予想は前期比1.0%増の95.64億円で据え置いた。進捗率は59%。
ジャルコHD<6625>:177円(+19円)
大幅に3日ぶり反発。株主優待制度を導入したと発表している。9月30日現在で1000株以上を保有する株主が対象に、保有株数に応じてQUOカードを贈呈する。19年3月期第1四半期(18年4-6月)の営業損益は1.48億円の黒字(前年同期実績0.01億円の赤字)に転換した。貸金業が順調に伸びたことに加え、不動産賃貸事業も好調だった。通期予想は前期比269.3%増の6.10億円の黒字で据え置いた。
新川<6274>:715円( - )
ストップ安売り気配。先週末に発表の決算が嫌気されている。第1四半期営業損益は8.5億円の赤字で、前年同期比4.1億円の赤字から赤字幅は拡大した。つれて上半期予想は従来の9.4億円の赤字から13.5億円の赤字に、通期予想は4.2億円の黒字から12.7億円の赤字に下方修正している。通期でも前期6.2億円の赤字から赤字幅は拡大の見通しに。ワイヤボンダの売上下振れが業績下振れの主因に。
ドンキHD<7532>:5160円(+215円)
大幅反発。先週末に前6月期の決算を発表している。実績営業利益は516億円で前期比11.7%増益、会社計画510億円や先の観測数値500億円前後を上回る着地となった。4-6月期は前年同期比27.2%の大幅増益となっており、第3四半期までの低進捗で下振れ懸念もあったなか、見直しの動きが進む形になっている。今6月期見通しは530億円で前期比2.8%増益、市場予想の565億円は下振れているが例年通り保守的と捉えられている。
日本郵政<6178>:1256円(+28円)
大幅反発。先週末に第1四半期の決算を発表している。純利益は1235億円で前年同期比18%増、通期計画に対する進捗率は37%(前年は26%)と、想定以上に好調な推移となった。ゆうちょ銀行、かんぽ生命ともに順調であるが、想定を上振れたのは郵便物流事業であり、前年同期の赤字から148億円の営業黒字となっている。ゆうパック・ゆうメールの収入が単価上昇などによって好調に推移した。
リクルートHD<6098>:3275円(+240円)
大幅反発。先週末に第1四半期決算を発表、営業利益は678億円で前年同期比20.4%増と高い伸び、子会社の売却益が押し上げ要因となったものの、EBITDAも787億円で同9.5%増と順調に推移。市場予想は20億円程度上回ったとみられる。すべてのセグメントが増益と好調、国内中心にマージンも改善している。Indeedの高成長維持、ネット予約ビジネスなどの堅調推移も含め、いたって順調な内容と評価が高まる展開に。
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