5日の米国市場ダイジェスト:NYダウは22ドル高、ハイテク株には売りが広がる
[18/09/06]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:NYダウは22ドル高、ハイテク株には売りが広がる
米国株式相場はまちまち。ダウ平均は22.51ドル高の25974.99、ナスダックは96.07ポイント安の7995.17で取引を終了した。アジア・欧州株が全面安となり、米国株にも売りが先行。米大統領選への影響について、短文投稿サイトのツイッター(TWTR)とSNSのフェイスブック(FB)の経営幹部が議会証言を行うことへの警戒感もあり、ハイテク株全般に売りが広がった。しかし、本日より再開されたカナダとの北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉を見極めたいとの思惑から、下値も限られた。セクター別では、食品・飲料・タバコや公益事業が上昇する一方でソフトウェア・サービスや小売が下落した。
ツイッターやフェイスブックだけでなく、検索大手のアルファベット(GOOGL)、ソフトウェアのマイクロソフト(MSFT)、ネット小売のアマゾン(AMZN)、動画ストリーミングのネットフリックス(NFLX)など、これまで相場の牽引役となっていた大手ハイテク銘柄が軒並み売られた。中国電子商取引のJDドットコム(JD)は、CEOが性的暴行容疑で逮捕され大幅下落。クラウドアプリケーションを手掛けるワークデイ(WDAY)は、決算内容が予想を下振れ大幅下落。複合企業のゼネラル・エレクトリック(GE)は、UBSによる目標株価引き下げを受け売られた。
セントルイス連銀総裁は、長期金利が低水準にあることから金融当局による追加利上げ路線の継続には注意を払うべきとの認識を示した。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:NAFTA再交渉での合意期待でリスク選好の円売り
5日のニューヨーク外為市場でドル・円は、111円76銭まで上昇後、111円43銭まで反落し、111円53銭で引けた。北米自由貿易協定(NAFTA)が最終的に3カ国間での合意可能との期待感でリスク選好の円売りが再燃したほか、英国と欧州連合(EU)の離脱交渉を巡り楽観的な見方からクロス円絡みの買いも目立った。
ユーロ・ドルは、1.1572ドルから1.1640ドルまで上昇し、1.1631ドルで引けた。トルコリラが下げ止まったほか、合意ない英国の欧州連合(EU)からの離脱は回避できるとの期待でユーロ買いが強まった。ユーロ・円は、129円08銭から129円98銭まで上昇した。ポンド・ドルは、1.2814ドルから1.2983ドルまで上昇。「英国とドイツは欧州連合(EU)離脱協議で主な要求を取り下げて合意を優先する」との関係筋の話が報じられ、ポンドやユーロ買いが加速。その後、ドイツ政府が報道を否定し、ポンド買いは一服した。ドル・スイスは、0.9752フランから0.9709フランまで下落した。
■NY原油:反落で68.72ドル、需要拡大への思惑後退で売り優勢
NY原油先物10月限は反落(NYMEX原油10月限終値:68.72 ↓1.15)。ニューヨーク商業
取引所(NYMEX)のWTI先物10月限は前日比−1.15ドルの68.72ドルで通常取引を終え
た。時間外取引を含めて一時68.56ドルまで売られた。ドル高は一服したが、世界経済
の成長鈍化への懸念は消えていないことから、需要拡大への思惑は後退し、ポジショ
ン調整的な売りが観測された。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 31.18ドル +0.04ドル(+0.13%)
モルガン・スタンレー(MS) 48.72ドル +0.01ドル(+0.02%)
ゴールドマン・サックス(GS)237.56ドル -0.10ドル(-0.04%)
インテル(INTC) 47.72ドル -0.24ドル(-0.50%)
アップル(AAPL) 226.87ドル -1.49ドル(-0.65%)
アルファベット(GOOG) 1186.48ドル -10.52ドル(-0.88%)
フェイスブック(FB) 167.18ドル -3.98ドル(-2.33%)
キャタピラー(CAT) 140.59ドル +2.35ドル(+1.70%)
アルコア(AA) 42.87ドル -0.49ドル(-1.13%)
ウォルマート(WMT) 96.62ドル +1.26ドル(+1.32%)
スプリント(S) 6.08ドル -0.02ドル(-0.33%)
<HT>
米国株式相場はまちまち。ダウ平均は22.51ドル高の25974.99、ナスダックは96.07ポイント安の7995.17で取引を終了した。アジア・欧州株が全面安となり、米国株にも売りが先行。米大統領選への影響について、短文投稿サイトのツイッター(TWTR)とSNSのフェイスブック(FB)の経営幹部が議会証言を行うことへの警戒感もあり、ハイテク株全般に売りが広がった。しかし、本日より再開されたカナダとの北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉を見極めたいとの思惑から、下値も限られた。セクター別では、食品・飲料・タバコや公益事業が上昇する一方でソフトウェア・サービスや小売が下落した。
ツイッターやフェイスブックだけでなく、検索大手のアルファベット(GOOGL)、ソフトウェアのマイクロソフト(MSFT)、ネット小売のアマゾン(AMZN)、動画ストリーミングのネットフリックス(NFLX)など、これまで相場の牽引役となっていた大手ハイテク銘柄が軒並み売られた。中国電子商取引のJDドットコム(JD)は、CEOが性的暴行容疑で逮捕され大幅下落。クラウドアプリケーションを手掛けるワークデイ(WDAY)は、決算内容が予想を下振れ大幅下落。複合企業のゼネラル・エレクトリック(GE)は、UBSによる目標株価引き下げを受け売られた。
セントルイス連銀総裁は、長期金利が低水準にあることから金融当局による追加利上げ路線の継続には注意を払うべきとの認識を示した。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:NAFTA再交渉での合意期待でリスク選好の円売り
5日のニューヨーク外為市場でドル・円は、111円76銭まで上昇後、111円43銭まで反落し、111円53銭で引けた。北米自由貿易協定(NAFTA)が最終的に3カ国間での合意可能との期待感でリスク選好の円売りが再燃したほか、英国と欧州連合(EU)の離脱交渉を巡り楽観的な見方からクロス円絡みの買いも目立った。
ユーロ・ドルは、1.1572ドルから1.1640ドルまで上昇し、1.1631ドルで引けた。トルコリラが下げ止まったほか、合意ない英国の欧州連合(EU)からの離脱は回避できるとの期待でユーロ買いが強まった。ユーロ・円は、129円08銭から129円98銭まで上昇した。ポンド・ドルは、1.2814ドルから1.2983ドルまで上昇。「英国とドイツは欧州連合(EU)離脱協議で主な要求を取り下げて合意を優先する」との関係筋の話が報じられ、ポンドやユーロ買いが加速。その後、ドイツ政府が報道を否定し、ポンド買いは一服した。ドル・スイスは、0.9752フランから0.9709フランまで下落した。
■NY原油:反落で68.72ドル、需要拡大への思惑後退で売り優勢
NY原油先物10月限は反落(NYMEX原油10月限終値:68.72 ↓1.15)。ニューヨーク商業
取引所(NYMEX)のWTI先物10月限は前日比−1.15ドルの68.72ドルで通常取引を終え
た。時間外取引を含めて一時68.56ドルまで売られた。ドル高は一服したが、世界経済
の成長鈍化への懸念は消えていないことから、需要拡大への思惑は後退し、ポジショ
ン調整的な売りが観測された。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 31.18ドル +0.04ドル(+0.13%)
モルガン・スタンレー(MS) 48.72ドル +0.01ドル(+0.02%)
ゴールドマン・サックス(GS)237.56ドル -0.10ドル(-0.04%)
インテル(INTC) 47.72ドル -0.24ドル(-0.50%)
アップル(AAPL) 226.87ドル -1.49ドル(-0.65%)
アルファベット(GOOG) 1186.48ドル -10.52ドル(-0.88%)
フェイスブック(FB) 167.18ドル -3.98ドル(-2.33%)
キャタピラー(CAT) 140.59ドル +2.35ドル(+1.70%)
アルコア(AA) 42.87ドル -0.49ドル(-1.13%)
ウォルマート(WMT) 96.62ドル +1.26ドル(+1.32%)
スプリント(S) 6.08ドル -0.02ドル(-0.33%)
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