17日の米国市場ダイジェスト:NYダウは507ドル安、世界経済への減速懸念が根強く
[18/12/18]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:NYダウは507ドル安、世界経済への減速懸念が根強く
米国株式相場は下落。ダウ平均は507.53ドル安の23592.98、ナスダックは156.93ポイント安の6753.73で取引を終了した。世界経済減速への警戒感から、売りが先行。12月のNY連銀製造業景況指数やNAHB住宅市場指数が低調となり、投資家のリスク選好姿勢が後退した。その後、一時上昇に転じたものの、明日のFOMC結果を見極めたいとの思惑もあり、引けにかけて下げ幅を拡大する展開となった。セクター別では全面安となり、特に家庭用品・パーソナル用品や不動産の下落が目立った。
複写機のゼロックス(XRX)は、格付会社のムーディーズが同社格付をジャンク急に下方修正し大幅下落。家電量販店のベストバイ(BBY)は、バンクオブアメリカによる投資判断引き下げを受け下落。投資銀行のゴールドマンサックス(GS)は、マレーシア政府系投資会社である1MDPを巡る巨額不正事件で、同国当局による訴追を受け軟調推移。検索大手のアルファベット(GOOGL)は、NYでのオフィス拡張に10億ドル超を投じることを発表し売られた。
対米外国投資委員会(CFIUS)が通信大手のTモバイル(TMUS)とスプリント(S)の合併計画を承認したと報じられた。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ドル・円は一時112円68銭、米経済指標悪化や株安を受けてリスク回避のドル売り優勢
17日のニューヨーク外為市場でドル・円は、113円27銭から112円68銭まで下落し、112円85銭で引けた。FOMCを今週に控え、トランプ米大統領が追加利上げに関して再びFRBに警告したほか、米国の12月NY連銀製造業景気指数やNAHB住宅市場指数が予想を下回ったため、米債利回り低下に伴うドル売りが優勢となった。世界経済の成長減速懸念に連れたリスク回避の円買いも加速。
ユーロ・ドルは、1.1330ドルから1.1358ドルまで上昇し、1.1346ドルで引けた。ユーロ・円は、128円48銭から127円87銭まで下落。株安を嫌ったリスク回避の円買いが加速した。ポンド・ドルは、1.2593ドルまで下落後、1.2634ドルまで上昇。
ドル・スイスは、0.9917フランまで下落後、0.9945フランまで上昇した。
■NY原油:続落で49.88ドル、通常取引の終値は昨年8月以来となる50ドル割れ
NY原油先物1月限は続落(NYMEX原油1月限終値:49.88 ↓1.32)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物1月限は前日比−1.32ドルの49.88ドルで通常取引を終えた。時間外取引を含めて49.06ドルまで売られた。通常取引の終値が50ドルを下回るのは2017年8月30日以来。米国株安や米政策金利見通しを巡る不透明感が払拭されていないことが原油先物の下げにつながったようだ。
2019年における世界の原油需要は増加すると予想されているものの、一部では世界経済の減速によって原油需要は想定をかなり下回る可能性があると予想されているようだ。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 24.47ドル -0.01ドル(-0.04%)
モルガン・スタンレー(MS) 39.60ドル -0.04ドル(-0.10%)
ゴールドマン・サックス(GS)168.01ドル -4.76ドル(-2.76%)
インテル(INTC) 47.08ドル -0.78ドル(-1.63%)
アップル(AAPL) 163.94ドル -1.54ドル(-0.93%)
アルファベット(GOOG) 1016.53ドル -25.57ドル(-2.45%)
フェイスブック(FB) 140.19ドル -3.87ドル(-2.69%)
キャタピラー(CAT) 124.47ドル -2.30ドル(-1.81%)
アルコア(AA) 28.11ドル -0.50ドル(-1.75%)
ウォルマート(WMT) 90.77ドル -1.08ドル(-1.18%)
スプリント(S) 5.82ドル -0.15ドル(-2.51%)
<SF>
米国株式相場は下落。ダウ平均は507.53ドル安の23592.98、ナスダックは156.93ポイント安の6753.73で取引を終了した。世界経済減速への警戒感から、売りが先行。12月のNY連銀製造業景況指数やNAHB住宅市場指数が低調となり、投資家のリスク選好姿勢が後退した。その後、一時上昇に転じたものの、明日のFOMC結果を見極めたいとの思惑もあり、引けにかけて下げ幅を拡大する展開となった。セクター別では全面安となり、特に家庭用品・パーソナル用品や不動産の下落が目立った。
複写機のゼロックス(XRX)は、格付会社のムーディーズが同社格付をジャンク急に下方修正し大幅下落。家電量販店のベストバイ(BBY)は、バンクオブアメリカによる投資判断引き下げを受け下落。投資銀行のゴールドマンサックス(GS)は、マレーシア政府系投資会社である1MDPを巡る巨額不正事件で、同国当局による訴追を受け軟調推移。検索大手のアルファベット(GOOGL)は、NYでのオフィス拡張に10億ドル超を投じることを発表し売られた。
対米外国投資委員会(CFIUS)が通信大手のTモバイル(TMUS)とスプリント(S)の合併計画を承認したと報じられた。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ドル・円は一時112円68銭、米経済指標悪化や株安を受けてリスク回避のドル売り優勢
17日のニューヨーク外為市場でドル・円は、113円27銭から112円68銭まで下落し、112円85銭で引けた。FOMCを今週に控え、トランプ米大統領が追加利上げに関して再びFRBに警告したほか、米国の12月NY連銀製造業景気指数やNAHB住宅市場指数が予想を下回ったため、米債利回り低下に伴うドル売りが優勢となった。世界経済の成長減速懸念に連れたリスク回避の円買いも加速。
ユーロ・ドルは、1.1330ドルから1.1358ドルまで上昇し、1.1346ドルで引けた。ユーロ・円は、128円48銭から127円87銭まで下落。株安を嫌ったリスク回避の円買いが加速した。ポンド・ドルは、1.2593ドルまで下落後、1.2634ドルまで上昇。
ドル・スイスは、0.9917フランまで下落後、0.9945フランまで上昇した。
■NY原油:続落で49.88ドル、通常取引の終値は昨年8月以来となる50ドル割れ
NY原油先物1月限は続落(NYMEX原油1月限終値:49.88 ↓1.32)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物1月限は前日比−1.32ドルの49.88ドルで通常取引を終えた。時間外取引を含めて49.06ドルまで売られた。通常取引の終値が50ドルを下回るのは2017年8月30日以来。米国株安や米政策金利見通しを巡る不透明感が払拭されていないことが原油先物の下げにつながったようだ。
2019年における世界の原油需要は増加すると予想されているものの、一部では世界経済の減速によって原油需要は想定をかなり下回る可能性があると予想されているようだ。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 24.47ドル -0.01ドル(-0.04%)
モルガン・スタンレー(MS) 39.60ドル -0.04ドル(-0.10%)
ゴールドマン・サックス(GS)168.01ドル -4.76ドル(-2.76%)
インテル(INTC) 47.08ドル -0.78ドル(-1.63%)
アップル(AAPL) 163.94ドル -1.54ドル(-0.93%)
アルファベット(GOOG) 1016.53ドル -25.57ドル(-2.45%)
フェイスブック(FB) 140.19ドル -3.87ドル(-2.69%)
キャタピラー(CAT) 124.47ドル -2.30ドル(-1.81%)
アルコア(AA) 28.11ドル -0.50ドル(-1.75%)
ウォルマート(WMT) 90.77ドル -1.08ドル(-1.18%)
スプリント(S) 5.82ドル -0.15ドル(-2.51%)
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