22日の米国市場ダイジェスト:上昇、米中交渉が大詰めの段階に
[19/02/25]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:上昇、米中交渉が大詰めの段階に
米国株式相場は上昇。ダウ平均は181.18ドル高の26031.81、ナスダックは67.84ポイント高の7527.55で取引を終了した。米中通商協議が山場を迎えており、複数の覚書作成や午後にトランプ大統領と劉副首相の会談が実現した。トランプ氏と習近平国家主席との会談を来月に調整していることが報じられると、貿易摩擦解消に向けた両国の合意期待から買いが広がり、終日堅調推移となった。セクター別では、ソフトウェア・サービスやテクノロジー・ハード・機器が上昇する一方で食品・飲料・タバコや銀行が下落した。
ストリーミング端末のロク(ROKU)は、通期の売上高見通しが予想を上振れ、急騰。オンライン家具販売のウェイフェア(W)は、赤字幅が予想より縮小し、大幅上昇。一方で、食品会社のクラフト・ハインツ(KHC)は、赤字決算を発表したほか、会計慣行を巡ってSEC(米証券取引委員会)から召喚を受けたことが明らかとなり、急落。クラウドストレージのドロップボックス(DBX)は、通期の利益率見通しが嫌気され、下落した。
トランプ大統領がEUから輸入した自動車・自動車部品に関税を賦課した場合、EUは建設機械のキャタピラー(CAT)や複写機のゼロックス(XRX)に報復関税を課す方針。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:ドル110.66円、黒田日銀総裁が追加緩和の可能性を示唆
22日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円89銭から110円56銭まで下落し、
110円66銭で引けた。米連邦準備制度理事会(FRB)高官の講演を控えてハト派発言を織り込み米債利回りの低下に伴うドル売りや、ムニューシン米財務長官が中国との貿易協議において通貨操作に関する合意が成立したと明らかにしたことを受けたドル売りが目立った。その後、黒田日銀総裁が追加緩和の可能性を示唆すると円売りも再開した。
ユーロ・ドルは1.1316ドルまで下落後、1.1356ドルまで反発して1.1333ドルで引けた。低調なドイツの2月IFO企業景況感指数受けたユーロ売りが加速したのち、ドル売りが強まり反発。ユーロ・円は、125円65銭まで戻したのち、125円37銭まで下落した。
ポンド・ドルは、1.2968ドルから1.3080ドルまで上昇した。
ドル・スイスは、1.0025フランから0.9988フランまで下落した。
■NY原油:反発、米中貿易協議が進展
22日のNY原油先物4月限は反発(NYMEX原油4月限終値:57.26 ↑0.30)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物4月限は前日比+0.30ドルの57.26ドルで通常取引を終えた。ムニューシン米財務長官が中国との貿易協議において通貨操作に関する合意が成立したと明らかにしたことで、米中貿易協議の進展で需要鈍化懸念が後退した。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 29.08ドル -0.21ドル(-0.72%)
モルガン・スタンレー(MS) 41.79ドル -0.17ドル(-0.41%)
ゴールドマン・サックス(GS)196.00ドル -0.36ドル(-0.18%)
インテル(INTC) 52.49ドル +1.08ドル(+2.10%)
アップル(AAPL) 172.97ドル +1.91ドル(+1.12%)
アルファベット(GOOG) 1110.37ドル +13.40ドル(+1.22%)
フェイスブック(FB) 161.89ドル +1.85ドル(+1.16%)
キャタピラー(CAT) 138.68ドル -0.20ドル(-0.14%)
アルコア(AA) 30.17ドル +0.59ドル(+1.99%)
ウォルマート(WMT) 99.55ドル +0.16ドル(+0.16%)
スプリント(S) 6.44ドル -0.04ドル(-0.62%)
<SF>
米国株式相場は上昇。ダウ平均は181.18ドル高の26031.81、ナスダックは67.84ポイント高の7527.55で取引を終了した。米中通商協議が山場を迎えており、複数の覚書作成や午後にトランプ大統領と劉副首相の会談が実現した。トランプ氏と習近平国家主席との会談を来月に調整していることが報じられると、貿易摩擦解消に向けた両国の合意期待から買いが広がり、終日堅調推移となった。セクター別では、ソフトウェア・サービスやテクノロジー・ハード・機器が上昇する一方で食品・飲料・タバコや銀行が下落した。
ストリーミング端末のロク(ROKU)は、通期の売上高見通しが予想を上振れ、急騰。オンライン家具販売のウェイフェア(W)は、赤字幅が予想より縮小し、大幅上昇。一方で、食品会社のクラフト・ハインツ(KHC)は、赤字決算を発表したほか、会計慣行を巡ってSEC(米証券取引委員会)から召喚を受けたことが明らかとなり、急落。クラウドストレージのドロップボックス(DBX)は、通期の利益率見通しが嫌気され、下落した。
トランプ大統領がEUから輸入した自動車・自動車部品に関税を賦課した場合、EUは建設機械のキャタピラー(CAT)や複写機のゼロックス(XRX)に報復関税を課す方針。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:ドル110.66円、黒田日銀総裁が追加緩和の可能性を示唆
22日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円89銭から110円56銭まで下落し、
110円66銭で引けた。米連邦準備制度理事会(FRB)高官の講演を控えてハト派発言を織り込み米債利回りの低下に伴うドル売りや、ムニューシン米財務長官が中国との貿易協議において通貨操作に関する合意が成立したと明らかにしたことを受けたドル売りが目立った。その後、黒田日銀総裁が追加緩和の可能性を示唆すると円売りも再開した。
ユーロ・ドルは1.1316ドルまで下落後、1.1356ドルまで反発して1.1333ドルで引けた。低調なドイツの2月IFO企業景況感指数受けたユーロ売りが加速したのち、ドル売りが強まり反発。ユーロ・円は、125円65銭まで戻したのち、125円37銭まで下落した。
ポンド・ドルは、1.2968ドルから1.3080ドルまで上昇した。
ドル・スイスは、1.0025フランから0.9988フランまで下落した。
■NY原油:反発、米中貿易協議が進展
22日のNY原油先物4月限は反発(NYMEX原油4月限終値:57.26 ↑0.30)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物4月限は前日比+0.30ドルの57.26ドルで通常取引を終えた。ムニューシン米財務長官が中国との貿易協議において通貨操作に関する合意が成立したと明らかにしたことで、米中貿易協議の進展で需要鈍化懸念が後退した。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 29.08ドル -0.21ドル(-0.72%)
モルガン・スタンレー(MS) 41.79ドル -0.17ドル(-0.41%)
ゴールドマン・サックス(GS)196.00ドル -0.36ドル(-0.18%)
インテル(INTC) 52.49ドル +1.08ドル(+2.10%)
アップル(AAPL) 172.97ドル +1.91ドル(+1.12%)
アルファベット(GOOG) 1110.37ドル +13.40ドル(+1.22%)
フェイスブック(FB) 161.89ドル +1.85ドル(+1.16%)
キャタピラー(CAT) 138.68ドル -0.20ドル(-0.14%)
アルコア(AA) 30.17ドル +0.59ドル(+1.99%)
ウォルマート(WMT) 99.55ドル +0.16ドル(+0.16%)
スプリント(S) 6.44ドル -0.04ドル(-0.62%)
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