虫とり小僧:投資収入は不労所得?【FISCOソーシャルレポーター】
[19/07/31]
提供元:株式会社フィスコ
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以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家、虫とり小僧氏(ブログ:いつか子供に伝えたいお金の話)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2019年7月30日21時に執筆
「お金とは、額に汗水たらして働いた対価としてもらうべきものだ。投資から得る収入なんて不労所得だ!そんなものに手を出すヤツはけしからん!」
というような意味の言葉を聞いたり、目にしたりする機会はけっこうあります。
不労所得とは、労働をせずに得る所得のことなので、たしかに投資による収入は不労所得になるでしょう。それはその通りです。
しかしながら、お金とは労働の対価としてのみ得るべきものなのか、また、不労所得を得ることが良くないことなのか、という点については、人それぞれの価値観によるので、一概には言えない問題だと思います。
◎別に悪いことじゃないと思うよ
投資にも色々なものがありますが、例えば私が資産形成のために実践している「インデックス投資」と呼ばれる投資から得られる収入も、当然不労所得になります。
ただし、個人的にはそれを得ることが良くないことだとは思っていません。
私は本業で得た労働収入の一部を毎月コツコツと投資に回す(資本市場に投下する)ことで、収入のハイブリッド化を試みているだけです。
そして、なんといっても投資にはリスクがあります。
私はそのリスクを受け入れて、自分で判断し、そして自己責任によって投資をしているのです。
※厳密にいうと、投資における「リスク」とは値動きのブレ幅のことであり、投資元本が増えることも減ることもリスクと呼ぶのですが、一般的には「リスク」とは「投資した資金が減ってしまう危険性」という意味で使われることが多いと思います。今回の文脈では、私もそのような意味合いで使っています。
投資元本が大きく上下にブレることを許容した場合、長期的に見れば増える可能性の方が高いだろうと判断し、それを実践しているだけです。過去の歴史を見てもそうなっています。
重要なポイントは、一時的に、もしくは最終的に「損をする可能性がある」ことを受け入れて覚悟するかどうかという点でしょう。そのリスクを取れる人のみがリターンを手にできる可能性がある。いわゆる「ノーリスク・ノーリターン」ってヤツですね。
◎自分は自分、他人は他人
トマ・ピケティ氏が述べているように、労働収益よりも資本収益の方が効率的なことは、どうやら事実と考えられそうです。そこで、現代の資本主義社会では、「投資をしないよりは、しておいた方が効率は良さそうだ」と考えて、手間をかけずに現実的にベターだと思える方法で、私は15年間ほどリスク資産への投資を続けています。
2008年のリーマンショック後には、投資元本が半分近くになったりもしましたが、最初にみっちり勉強した投資理論と資本主義システムの永続を信じて投資を継続した結果、現在はそれなりの果実を得ています(これまでの平均年率リターンは6%ほど)。
私自身がバカであっても、理論に裏付けされた方法で自分なりの投資スタンスを確立できれば、たいした手間をかけずとも、世界経済の成長の分け前くらいはもらえるのです。
短期間で大儲けはできなくとも、いつ暴落に見舞われても大丈夫なように準備し、コツコツと投資を続けていこうと思っています。
ただし、それを実践することをヨシとするか、また、実践することによるリスクを許容するかどうかについては、各人の価値観と判断に基づくものなので、各自好きなようにやればいいと思います。私は自分の投資判断にのみ責任を負います。
他人の生き方や投資判断について、直接的に自分が被害を被ることがないのであれば、「なんでもいいじゃん!」というのが、私の基本的な考え方です。
※「インデックス投資」や「積み立て投資」などに関する詳しい話は、自分のブログにクドクドと書いてあります。
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執筆者名:虫とり小僧
ブログ名:いつか子供に伝えたいお金の話
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※2019年7月30日21時に執筆
「お金とは、額に汗水たらして働いた対価としてもらうべきものだ。投資から得る収入なんて不労所得だ!そんなものに手を出すヤツはけしからん!」
というような意味の言葉を聞いたり、目にしたりする機会はけっこうあります。
不労所得とは、労働をせずに得る所得のことなので、たしかに投資による収入は不労所得になるでしょう。それはその通りです。
しかしながら、お金とは労働の対価としてのみ得るべきものなのか、また、不労所得を得ることが良くないことなのか、という点については、人それぞれの価値観によるので、一概には言えない問題だと思います。
◎別に悪いことじゃないと思うよ
投資にも色々なものがありますが、例えば私が資産形成のために実践している「インデックス投資」と呼ばれる投資から得られる収入も、当然不労所得になります。
ただし、個人的にはそれを得ることが良くないことだとは思っていません。
私は本業で得た労働収入の一部を毎月コツコツと投資に回す(資本市場に投下する)ことで、収入のハイブリッド化を試みているだけです。
そして、なんといっても投資にはリスクがあります。
私はそのリスクを受け入れて、自分で判断し、そして自己責任によって投資をしているのです。
※厳密にいうと、投資における「リスク」とは値動きのブレ幅のことであり、投資元本が増えることも減ることもリスクと呼ぶのですが、一般的には「リスク」とは「投資した資金が減ってしまう危険性」という意味で使われることが多いと思います。今回の文脈では、私もそのような意味合いで使っています。
投資元本が大きく上下にブレることを許容した場合、長期的に見れば増える可能性の方が高いだろうと判断し、それを実践しているだけです。過去の歴史を見てもそうなっています。
重要なポイントは、一時的に、もしくは最終的に「損をする可能性がある」ことを受け入れて覚悟するかどうかという点でしょう。そのリスクを取れる人のみがリターンを手にできる可能性がある。いわゆる「ノーリスク・ノーリターン」ってヤツですね。
◎自分は自分、他人は他人
トマ・ピケティ氏が述べているように、労働収益よりも資本収益の方が効率的なことは、どうやら事実と考えられそうです。そこで、現代の資本主義社会では、「投資をしないよりは、しておいた方が効率は良さそうだ」と考えて、手間をかけずに現実的にベターだと思える方法で、私は15年間ほどリスク資産への投資を続けています。
2008年のリーマンショック後には、投資元本が半分近くになったりもしましたが、最初にみっちり勉強した投資理論と資本主義システムの永続を信じて投資を継続した結果、現在はそれなりの果実を得ています(これまでの平均年率リターンは6%ほど)。
私自身がバカであっても、理論に裏付けされた方法で自分なりの投資スタンスを確立できれば、たいした手間をかけずとも、世界経済の成長の分け前くらいはもらえるのです。
短期間で大儲けはできなくとも、いつ暴落に見舞われても大丈夫なように準備し、コツコツと投資を続けていこうと思っています。
ただし、それを実践することをヨシとするか、また、実践することによるリスクを許容するかどうかについては、各人の価値観と判断に基づくものなので、各自好きなようにやればいいと思います。私は自分の投資判断にのみ責任を負います。
他人の生き方や投資判断について、直接的に自分が被害を被ることがないのであれば、「なんでもいいじゃん!」というのが、私の基本的な考え方です。
※「インデックス投資」や「積み立て投資」などに関する詳しい話は、自分のブログにクドクドと書いてあります。
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執筆者名:虫とり小僧
ブログ名:いつか子供に伝えたいお金の話
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