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前場に注目すべき3つのポイント〜米中通商協議の進展期待から底堅い相場展開に

注目トピックス 市況・概況
26日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:米中通商協議の進展期待から底堅い相場展開に
■前場の注目材料:西松屋チェ、2Q営業利益28.8%減、値引き販売で採算が悪化
■九州電、世界最大級「植物工場」事業化検討、遊休地を活用


■米中通商協議の進展期待から底堅い相場展開に

26日の日本株市場は、引き続き底堅い相場展開が見込まれる。25日の米国市場ではNYダウが162ドル高、ナスダックが83Pt高と上昇。米民主党がトランプ大統領の弾劾調査を開始したが、現職大統領を弾劾するには共和党が多数派の上院で3分の2の賛成が必要であることから、弾劾は困難であるとの見方が広がった。日本との貿易協定締結で合意したほか、トランプ大統領は中国との通商合意が予想よりも早期に実現する可能性があるとの考えを示したことも材料視された。シカゴ日経225先物清算値は大阪比85円高の21885円。円相場は1ドル107円70銭台と、前日からは円安に振れて推移している。

米株高の流れを受けて、買い先行の展開から始まり、日経平均の22000円処での底堅さが示される格好になりそうである。また、楽観視は出来ないとはいえ、米中通商協議の進展期待から、機械や鉄鋼といった中国関連へは買い戻しの流れが意識されよう。また、日米貿易協定では実質先送りではあるが、自動車への追加関税の回避を確認したことも一先ず安心感につながりそうだ。

昨日の日経平均は節目の22000円を割り込んで始まったが、その後は底堅さが意識されており、大引けでは22000円を上回っている。下落ながらも底堅さが意識されるなか、中小型株等へは個人主体の資金がシフトしており、センチメントとしては改善傾向にあるだろう。本日は9月決算期末に伴う配当権利付き最終日になるため、全体としては昨日同様に底堅さが意識されやすい。また、月末に向けては配当再投資に伴う需給要因が下支えとして意識されやすいところでもある。

その他、足元で弱い値動きをみせているソフトバンクG<9984>が引き続き重石になりそうであるが、全体の地合い改善から底堅さがみられるようだと、日経平均の22000円からの上放れへの期待も高まりやすいだろう。


■西松屋チェ、2Q営業利益28.8%減、値引き販売で採算が悪化

西松屋チェ<7545>は第2四半期決算を発表。営業利益は前年同期比28.8%減の22.26億円だった。紙おむつや粉ミルクなどは好調だったが、新規出店に伴うコストがかさんだほか、値引き販売で採算が悪化した。コンセンサスを下回っているが、直近で業績予想を下方修正しており、織り込み済み。


■前場の注目材料
・NYダウは上昇(26970.71、+162.94)
・ナスダック総合指数は上昇(8077.38、+83.76)
・シカゴ日経225先物は上昇(21885、大阪比+85)
・1ドル107円70-80銭
・SOX指数は上昇(1579.56、+27.57)
・VIX指数は低下(15.96、-1.09)
・株安局面での自社株買い
・日銀のETF購入

・DMG森精<6141>国内生産増強、日米中で3割増の年8000台
・大和ハウス<1925>自動塗装ロボ、梁の下地工程、手作業68%を自動化
・九州電<9508>世界最大級「植物工場」事業化検討、遊休地を活用
・シスメックス<6869>血液の免疫力、全自動測定、ノーベル賞・本庶氏と開発
・三井住友<8316>弁護士ドットコムと契約デジタル化推進で新会社
・リズム<7769>クロック生産をベトナムから中国に集約


☆前場のイベントスケジュール

<国内>
・特になし

<海外>
・特になし



<SF>

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