NY株式:まちまち 閑散取引の中ダウ高値更新
[19/12/28]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
NY株式相場はまちまち。ダウ平均は23.87ドル高の28645.26、ナスダックは15.77ポイント安の9006.62で取引を終了した。買いが先行したものの、前日にナスダックが節目となる9000ポイントを上回るなど、高値更新をうけた利益確定の売りも散見され、上値の重い展開となった。年末で経済指標や政治イベントも乏しく、小幅な値動きに終始する展開となった。セクター別では家庭用品・パーソナル用品や食品・飲料・タバコが上昇する一方で、エネルギーや銀行が軟調推移となった。
音楽ストリーミングのスポッティフィ・テクノロジー(SPOT)は、政治広告の適切な審査ができないことを理由に取り扱いを一時停止する方針を明らかにして上昇。宅配のUPS(UPS)は、来年1月2日「返品の日」のクリスマスプレゼントなどの返送・返品が前年比26%増の190万件に達するとの見通しを示したが、株価は小動き。ケーブルテレビのコムキャスト(CMCSA)によるストリーミングサービスXUMOの買収観測が報じられ、競合のストリーミング端末のロク(ROKU)が軟調。電気自動車のテスラ(TSLA)は中国で生産したモデル3を30日から納車開始することが報じられたが小幅下落となった。
ナスダック総合指数の連騰は11営業日で終了した。ダウとS&P500指数は過去最高値を更新。
(Horiko Capital Management LLC)
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