29日の米国市場ダイジェスト:NYダウ11.60ドル高、主要企業決算を好感
[20/01/30]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:NYダウ11.60ドル高、主要企業決算を好感
米国株式相場は上昇。ダウ平均は11.60ドル高の28734.45、ナスダックは5.48ポイント高の9275.16で取引を終了した。複数の主要企業決算が好感され、買いが先行。注目のFOMCでは、大方の予想通り政策金利が据え置かれた。雇用拡大や家計支出の増加を理由に足元の米景気に一定の自信を示したが、弱含むインフレや海外動向を見極めたいとの思惑から、今後も政策金利の据え置きを示唆した。発表後も株価は堅調に推移したものの、引けにかけて上げ幅を縮小した。セクター別では、テクノロジー・ハード・機器や運輸が上昇する一方で、電気通信サービスや半導体・半導体製造装置が軟調。
携帯端末のアップル(AAPL)は、最高益となる決算を発表して上昇。汎用化学品事業のダウ(DOW)やファストフードのマクドナルド(MCD)も決算が予想を上回り堅調推移。複合企業のゼネラル・エレクトリック(GE)は、決算内容が予想を上回り大幅上昇。一方で、半導体のアドバンスド・マイクロ・デバイシズ(AMD)は、軟調な業績見通しが嫌気され下落。コーヒーチェーンのスターバックス(SBUX)は、コロナウィルスを巡る懸念から中国で2000店超の休業させており、業績懸念から売られた。
マーケット終了後に、ソフトウェアのマイクロソフト(MSFT)が発表した10-12月期決算は、売上高、一株利益ともに予想を上振れた。時間外取引で上昇して推移している。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:
29日のニューヨーク外為市場でドル・円は108円98銭まで弱含んだのち、109円26銭まで上昇して引けた。米国の12月卸売在庫速報値が予想外のマイナスに落ち込んだほか、米12月前渡商品貿易赤字の拡大、米12月中古住宅販売成約指数が予想を下回ったためいったんドル売り優勢となった。その後、トランプ大統領がUSMCAに署名したことを受けて成長への見通しが改善しドル買いが再燃した。米連邦公開市場委員会(FOMC)が予想通り政策金利を据えいたが、消費判断を引き下げ、パウエルFRB議長が「新型肺炎の影響など、不透明性が残る」と慎重な姿勢を示したため伸び悩んだ。
ユーロ・ドルは、1.0992ドルまで下落後、1.1021ドルまで上昇して引けた。ユーロ・円は、119円89銭まで下落後、120円24銭まで上昇。ポンド・ドルは、1.2990ドルまで下落後、1.3026ドルまで上昇した。欧州議会は英国のEU離脱案を批准、31日のEU離脱が確定したためポンド買いが再燃。ドル・スイスは、0.9767フランまで上昇後、0.9727フランまで下落した。
■NY原油:弱含みで53.33ドル、需要増加は期待薄
NY原油先物3月限は弱含み(NYMEX原油3月限終値:53.33 ↓0.15)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物3月限は、前営業日比-0.15ドルの1バレル=53.33ドルで通常取引を終えた。時間外取引を含めた取引レンジは52.81ドル−54.37ドル。一時54.37ドルまで買われたが、原油需要がただちに増加するとの見方は増えていないことや新型のコロナウイルスによる肺炎患者が増えていることから、原油先物は伸び悩んだ。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 33.01ドル -0.23ドル(-0.69%)
モルガン・スタンレー(MS) 53.68ドル -0.34ドル(-0.63%)
ゴールドマン・サックス(GS)240.12ドル -2.46ドル(-1.01%)
インテル(INTC) 66.33ドル -0.98ドル(-1.46%)
アップル(AAPL) 324.34ドル +6.65ドル(+2.09%)
アルファベット(GOOG) 1458.63ドル +6.07ドル(+0.42%)
フェイスブック(FB) 223.23ドル +5.44ドル(+2.50%)
キャタピラー(CAT) 135.78ドル -0.96ドル(-0.70%)
アルコア(AA) 14.50ドル -0.21ドル(-1.43%)
ウォルマート(WMT) 115.89ドル -0.71ドル(-0.61%)
スプリント(S) 4.56ドル -0.09ドル(-1.94%)
<SF>
米国株式相場は上昇。ダウ平均は11.60ドル高の28734.45、ナスダックは5.48ポイント高の9275.16で取引を終了した。複数の主要企業決算が好感され、買いが先行。注目のFOMCでは、大方の予想通り政策金利が据え置かれた。雇用拡大や家計支出の増加を理由に足元の米景気に一定の自信を示したが、弱含むインフレや海外動向を見極めたいとの思惑から、今後も政策金利の据え置きを示唆した。発表後も株価は堅調に推移したものの、引けにかけて上げ幅を縮小した。セクター別では、テクノロジー・ハード・機器や運輸が上昇する一方で、電気通信サービスや半導体・半導体製造装置が軟調。
携帯端末のアップル(AAPL)は、最高益となる決算を発表して上昇。汎用化学品事業のダウ(DOW)やファストフードのマクドナルド(MCD)も決算が予想を上回り堅調推移。複合企業のゼネラル・エレクトリック(GE)は、決算内容が予想を上回り大幅上昇。一方で、半導体のアドバンスド・マイクロ・デバイシズ(AMD)は、軟調な業績見通しが嫌気され下落。コーヒーチェーンのスターバックス(SBUX)は、コロナウィルスを巡る懸念から中国で2000店超の休業させており、業績懸念から売られた。
マーケット終了後に、ソフトウェアのマイクロソフト(MSFT)が発表した10-12月期決算は、売上高、一株利益ともに予想を上振れた。時間外取引で上昇して推移している。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:
29日のニューヨーク外為市場でドル・円は108円98銭まで弱含んだのち、109円26銭まで上昇して引けた。米国の12月卸売在庫速報値が予想外のマイナスに落ち込んだほか、米12月前渡商品貿易赤字の拡大、米12月中古住宅販売成約指数が予想を下回ったためいったんドル売り優勢となった。その後、トランプ大統領がUSMCAに署名したことを受けて成長への見通しが改善しドル買いが再燃した。米連邦公開市場委員会(FOMC)が予想通り政策金利を据えいたが、消費判断を引き下げ、パウエルFRB議長が「新型肺炎の影響など、不透明性が残る」と慎重な姿勢を示したため伸び悩んだ。
ユーロ・ドルは、1.0992ドルまで下落後、1.1021ドルまで上昇して引けた。ユーロ・円は、119円89銭まで下落後、120円24銭まで上昇。ポンド・ドルは、1.2990ドルまで下落後、1.3026ドルまで上昇した。欧州議会は英国のEU離脱案を批准、31日のEU離脱が確定したためポンド買いが再燃。ドル・スイスは、0.9767フランまで上昇後、0.9727フランまで下落した。
■NY原油:弱含みで53.33ドル、需要増加は期待薄
NY原油先物3月限は弱含み(NYMEX原油3月限終値:53.33 ↓0.15)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物3月限は、前営業日比-0.15ドルの1バレル=53.33ドルで通常取引を終えた。時間外取引を含めた取引レンジは52.81ドル−54.37ドル。一時54.37ドルまで買われたが、原油需要がただちに増加するとの見方は増えていないことや新型のコロナウイルスによる肺炎患者が増えていることから、原油先物は伸び悩んだ。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 33.01ドル -0.23ドル(-0.69%)
モルガン・スタンレー(MS) 53.68ドル -0.34ドル(-0.63%)
ゴールドマン・サックス(GS)240.12ドル -2.46ドル(-1.01%)
インテル(INTC) 66.33ドル -0.98ドル(-1.46%)
アップル(AAPL) 324.34ドル +6.65ドル(+2.09%)
アルファベット(GOOG) 1458.63ドル +6.07ドル(+0.42%)
フェイスブック(FB) 223.23ドル +5.44ドル(+2.50%)
キャタピラー(CAT) 135.78ドル -0.96ドル(-0.70%)
アルコア(AA) 14.50ドル -0.21ドル(-1.43%)
ウォルマート(WMT) 115.89ドル -0.71ドル(-0.61%)
スプリント(S) 4.56ドル -0.09ドル(-1.94%)
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