前場に注目すべき3つのポイント〜東エレクなどハイテク株へ関心向かうか注目
[20/02/27]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
27日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:東エレクなどハイテク株へ関心向かうか注目
■前場の注目材料:荏原、20/12期上方修正 営業利益306億円←270億円
■TPR、印でシリンダーライナー生産増強、ライン新設
■東エレクなどハイテク株へ関心向かうか注目
27日の日本株市場は、こう着の強い相場展開が続きそうだ。26日の米国市場では、連日の新型コロナウイルスによる懸念から株価が大きく下落するなか、買い戻しの動きが先行。NYダウは123ドル安となったが、ナスダックやSOX指数は小幅に上昇している。シカゴ日経225先物清算値は大阪比125円安の22205円。円相場は1ドル110円40銭台で推移している。
新型肺炎は南米ブラジルでも初の感染者が確認されたほか、米食品医薬品局(FDA)高官がパンデミック(世界的流行)を警告するなど、不安感から積極的な売買は手控えられよう。しかしながら、米ハイテク株はまちまちながら、底堅さが意識されている。
また、昨日の日本株市場も下落とはなったが、東エレク<8035>はこれまでのトレンドをキープしており、波乱含みの相場展開にも、いったんは落ち着きがみられる可能性がある。日経平均は足元の大幅な下落でテクニカルシグナルは悪化しているが、22000円固めから、値ごろ感からの買いも若干ながら意識されてくる可能性はありそうだ。
また、海外で上場している日本株ETFからの資金流出が話題となっているが、2月は2000億円の資金流出が観測されている。この行方も気掛かりであるが、一方で資金流出の流れが落ち着いてくるようであれば、目先的には底入れ感も意識されてくる可能性があるだろう。
ナスダックやSOX指数の上昇を背景に、東エレクなどハイテク株への関心が向かうようであれば、底打ち確認は難しいとはいえ、少なからず投資家のセンチメントにも影響を与えそうである。キャッシュポジションを高めているなか、若干でも株式へのシフトが出てきやすくなろう。
その他、様々なイベントが中止となり、感染者が出た企業などはテレワークへの移行を強めている。それ故にこれによって新たな需要も生まれており、関連する企業等を探る流れなども出やすいと考えられる。楽観視は出来ない状況ではあるものの、資金流出といった形ではあるが、ロングポジションは抑えられていることもあり、中長期的な観点からの物色も次第に積み上がってくるだろう。
■荏原、20/12期上方修正 営業利益306億円←270億円
荏原<6361>は2020年12月期業績予想の修正を発表。営業利益は従来計画の270億円から、前期比13.3%減の306億円と、減益幅が縮小する見込みに上方修正している。長期ビジョン(E-Vision2030)の戦略の1つである「高度なESG経営の実践」に基づき、公益財団法人 荏原 畠山記念文化財団の社会貢献活動を支援する目的で、当該財団が所有する畠山記念館の増改築工事に必要な資金を寄付することを、2020年2月7日付で決定している。この計上について、一括としていたが、会計年度ごとに計上することとし、20年12月期は4億円の計上となる。
■前場の注目材料
・ナスダック総合指数は上昇(8980.77、+15.16)
・1ドル110円40-50銭
・SOX指数は上昇(1749.95、+3.84)
・VIX指数は低下(27.56、-0.29)
・米長期金利は低下
・新型肺炎で追加金融緩和期待
・日銀のETF購入
・株安局面での自社株買い
・来期の業績回復期待
・日産自<7201>サプライヤー会合、日産・ホンダも中止、感染リスク考慮
・インフォコム<4348>東京五輪で休暇取得奨励、制度導入
・TPR<6463>印でシリンダーライナー生産増強、ライン新設
・ソフトバンク<9434>利用少ない月は値引き、メリハリプラン来月開始
・パナソニック<6752>テスラと協業解消、太陽電池採用少なく
・住友化学<4005>21年度に半導体材売上高1.5倍、EUVレジスト量産
・三菱ケミHD<4188>スイス社買収、エンプラ製販から回収・再利用まで一貫モデル構築
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・10:30 片岡日銀審議委員あいさつ
<海外>
・特になし
<SF>
■株式見通し:東エレクなどハイテク株へ関心向かうか注目
■前場の注目材料:荏原、20/12期上方修正 営業利益306億円←270億円
■TPR、印でシリンダーライナー生産増強、ライン新設
■東エレクなどハイテク株へ関心向かうか注目
27日の日本株市場は、こう着の強い相場展開が続きそうだ。26日の米国市場では、連日の新型コロナウイルスによる懸念から株価が大きく下落するなか、買い戻しの動きが先行。NYダウは123ドル安となったが、ナスダックやSOX指数は小幅に上昇している。シカゴ日経225先物清算値は大阪比125円安の22205円。円相場は1ドル110円40銭台で推移している。
新型肺炎は南米ブラジルでも初の感染者が確認されたほか、米食品医薬品局(FDA)高官がパンデミック(世界的流行)を警告するなど、不安感から積極的な売買は手控えられよう。しかしながら、米ハイテク株はまちまちながら、底堅さが意識されている。
また、昨日の日本株市場も下落とはなったが、東エレク<8035>はこれまでのトレンドをキープしており、波乱含みの相場展開にも、いったんは落ち着きがみられる可能性がある。日経平均は足元の大幅な下落でテクニカルシグナルは悪化しているが、22000円固めから、値ごろ感からの買いも若干ながら意識されてくる可能性はありそうだ。
また、海外で上場している日本株ETFからの資金流出が話題となっているが、2月は2000億円の資金流出が観測されている。この行方も気掛かりであるが、一方で資金流出の流れが落ち着いてくるようであれば、目先的には底入れ感も意識されてくる可能性があるだろう。
ナスダックやSOX指数の上昇を背景に、東エレクなどハイテク株への関心が向かうようであれば、底打ち確認は難しいとはいえ、少なからず投資家のセンチメントにも影響を与えそうである。キャッシュポジションを高めているなか、若干でも株式へのシフトが出てきやすくなろう。
その他、様々なイベントが中止となり、感染者が出た企業などはテレワークへの移行を強めている。それ故にこれによって新たな需要も生まれており、関連する企業等を探る流れなども出やすいと考えられる。楽観視は出来ない状況ではあるものの、資金流出といった形ではあるが、ロングポジションは抑えられていることもあり、中長期的な観点からの物色も次第に積み上がってくるだろう。
■荏原、20/12期上方修正 営業利益306億円←270億円
荏原<6361>は2020年12月期業績予想の修正を発表。営業利益は従来計画の270億円から、前期比13.3%減の306億円と、減益幅が縮小する見込みに上方修正している。長期ビジョン(E-Vision2030)の戦略の1つである「高度なESG経営の実践」に基づき、公益財団法人 荏原 畠山記念文化財団の社会貢献活動を支援する目的で、当該財団が所有する畠山記念館の増改築工事に必要な資金を寄付することを、2020年2月7日付で決定している。この計上について、一括としていたが、会計年度ごとに計上することとし、20年12月期は4億円の計上となる。
■前場の注目材料
・ナスダック総合指数は上昇(8980.77、+15.16)
・1ドル110円40-50銭
・SOX指数は上昇(1749.95、+3.84)
・VIX指数は低下(27.56、-0.29)
・米長期金利は低下
・新型肺炎で追加金融緩和期待
・日銀のETF購入
・株安局面での自社株買い
・来期の業績回復期待
・日産自<7201>サプライヤー会合、日産・ホンダも中止、感染リスク考慮
・インフォコム<4348>東京五輪で休暇取得奨励、制度導入
・TPR<6463>印でシリンダーライナー生産増強、ライン新設
・ソフトバンク<9434>利用少ない月は値引き、メリハリプラン来月開始
・パナソニック<6752>テスラと協業解消、太陽電池採用少なく
・住友化学<4005>21年度に半導体材売上高1.5倍、EUVレジスト量産
・三菱ケミHD<4188>スイス社買収、エンプラ製販から回収・再利用まで一貫モデル構築
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・10:30 片岡日銀審議委員あいさつ
<海外>
・特になし
<SF>