13日の米国市場ダイジェスト:NYダウ329ドル安、本格化する企業決算を警戒
[20/04/14]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:NYダウ329ドル安、本格化する企業決算を警戒
米国株式相場はまちまち。ダウ平均は328.60ドル安の23390.77ドル、ナスダックは38.85ポイント高の8192.43ポイントで取引を終了した。今週から1-3月期決算シーズンに入ることから新型ウイルスが経済や企業収益に多大な害を与えるとの警戒感が売り材料となり、終始上値の重い展開となった。セクター別では銀行や不動産、自動車・自動車部品が大きく下落した一方で、小売りや半導体・同製造装置は上昇した。
重機メーカーのキャタピラー(CAT)は、バンク・オブ・アメリカによる投資判断引き下げで下落。大手自動車フォード(F)は、第1四半期の業績下方修正が嫌気され下落した。映画館運営のAMCエンタティメント(AMC)は、会社更生手続き申請を検討しているとの報道で急落。一方で、大手製薬会社ギリアド・サイエンシズ(GILD)は、同社開発の薬が予備臨床試験で、新型コロナウイルスの重症患者の死亡リスクを低下させる結果が見られたとの報告が好感され上昇。またネット小売大手のアマゾン(AMZN)は、需要急増に対処するため7万5千人の新規雇用計画を発表し上昇。携帯端末などの米アップル(AAPL)と検索エンジンのアルファベット(GOOGL)は、スマートフォンを使って新型コロナウイルスの濃厚接触の可能性を検出・通知する技術を共同開発すると発表し上昇した。
ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は新型ウイルスのパンデミックに起因する経済活動停止からの回復は、突然、治療法やワクチンが開発されるなどの奇跡が起こらない限り、「長く、困難」な道のりになると悲観的な見解を示し、「速やかなV字型回復予想は楽観的過ぎる」と警鐘を鳴らした。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ドル・円は107円50銭まで下落、企業収益悪化を警戒してリスクオフ
13日のニューヨーク外為市場でドル・円は108円00銭から107円50銭まで下落して107円73銭で引けた。新型ウイルスによる成長や企業収益の大幅悪化を警戒し、リスク回避の円買いが強まった。ユーロ・ドルは、1.0932ドルから1.0893ドルまで下落して1.0912ドルで引けた。ユーロ・円は117円95銭から、117円31銭まで下落。ポンド・ドルは1.2480ドルから1.2532ドルまで上昇した。ジョンソン首相の回復で政局不安が一段と後退し、ポンドの買戻しが続いた。ドル・スイスは0.9660フランから0.9687フランのレンジで上限に振れた。
■NY原油:小幅続落で22.41ドル、上値の重さは払拭されず
NY原油先物5月限は小幅続落(NYMEX原油5月限終値:22.41 ↓0.35)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物5月限は、前営業日比-0.35ドルの1バレル=22.41ドルで取引を終えた。取引レンジは22.03ドル−24.74ドル。石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国で構成するOPECプラスによる減産合意への期待はあるものの、原油需要の減少予測に見合った減産規模ではないとの見方は依然として多いことから、上値の重さは払拭されなかったようだ。米国株式の動向を意識した売りも入ったようだ。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 23.92ドル -0.94ドル(-3.78%)
モルガン・スタンレー(MS) 39.58ドル -1.50ドル(-3.65%)
ゴールドマン・サックス(GS)179.18ドル -5.08ドル(-2.76%)
インテル(INTC) 58.70ドル +1.56ドル(+2.73%)
アップル(AAPL) 273.25ドル +5.26ドル(+1.96%)
アルファベット(GOOG) 1217.56ドル +6.11ドル(+0.50%)
フェイスブック(FB) 174.79ドル -0.40ドル(-0.23%)
キャタピラー(CAT) 114.14ドル -10.89ドル(-8.71%)
アルコア(AA) 7.55ドル +0.14ドル(+1.89%)
ウォルマート(WMT) 125.30ドル +3.50ドル(+2.87%)
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米国株式相場はまちまち。ダウ平均は328.60ドル安の23390.77ドル、ナスダックは38.85ポイント高の8192.43ポイントで取引を終了した。今週から1-3月期決算シーズンに入ることから新型ウイルスが経済や企業収益に多大な害を与えるとの警戒感が売り材料となり、終始上値の重い展開となった。セクター別では銀行や不動産、自動車・自動車部品が大きく下落した一方で、小売りや半導体・同製造装置は上昇した。
重機メーカーのキャタピラー(CAT)は、バンク・オブ・アメリカによる投資判断引き下げで下落。大手自動車フォード(F)は、第1四半期の業績下方修正が嫌気され下落した。映画館運営のAMCエンタティメント(AMC)は、会社更生手続き申請を検討しているとの報道で急落。一方で、大手製薬会社ギリアド・サイエンシズ(GILD)は、同社開発の薬が予備臨床試験で、新型コロナウイルスの重症患者の死亡リスクを低下させる結果が見られたとの報告が好感され上昇。またネット小売大手のアマゾン(AMZN)は、需要急増に対処するため7万5千人の新規雇用計画を発表し上昇。携帯端末などの米アップル(AAPL)と検索エンジンのアルファベット(GOOGL)は、スマートフォンを使って新型コロナウイルスの濃厚接触の可能性を検出・通知する技術を共同開発すると発表し上昇した。
ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は新型ウイルスのパンデミックに起因する経済活動停止からの回復は、突然、治療法やワクチンが開発されるなどの奇跡が起こらない限り、「長く、困難」な道のりになると悲観的な見解を示し、「速やかなV字型回復予想は楽観的過ぎる」と警鐘を鳴らした。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ドル・円は107円50銭まで下落、企業収益悪化を警戒してリスクオフ
13日のニューヨーク外為市場でドル・円は108円00銭から107円50銭まで下落して107円73銭で引けた。新型ウイルスによる成長や企業収益の大幅悪化を警戒し、リスク回避の円買いが強まった。ユーロ・ドルは、1.0932ドルから1.0893ドルまで下落して1.0912ドルで引けた。ユーロ・円は117円95銭から、117円31銭まで下落。ポンド・ドルは1.2480ドルから1.2532ドルまで上昇した。ジョンソン首相の回復で政局不安が一段と後退し、ポンドの買戻しが続いた。ドル・スイスは0.9660フランから0.9687フランのレンジで上限に振れた。
■NY原油:小幅続落で22.41ドル、上値の重さは払拭されず
NY原油先物5月限は小幅続落(NYMEX原油5月限終値:22.41 ↓0.35)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物5月限は、前営業日比-0.35ドルの1バレル=22.41ドルで取引を終えた。取引レンジは22.03ドル−24.74ドル。石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国で構成するOPECプラスによる減産合意への期待はあるものの、原油需要の減少予測に見合った減産規模ではないとの見方は依然として多いことから、上値の重さは払拭されなかったようだ。米国株式の動向を意識した売りも入ったようだ。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 23.92ドル -0.94ドル(-3.78%)
モルガン・スタンレー(MS) 39.58ドル -1.50ドル(-3.65%)
ゴールドマン・サックス(GS)179.18ドル -5.08ドル(-2.76%)
インテル(INTC) 58.70ドル +1.56ドル(+2.73%)
アップル(AAPL) 273.25ドル +5.26ドル(+1.96%)
アルファベット(GOOG) 1217.56ドル +6.11ドル(+0.50%)
フェイスブック(FB) 174.79ドル -0.40ドル(-0.23%)
キャタピラー(CAT) 114.14ドル -10.89ドル(-8.71%)
アルコア(AA) 7.55ドル +0.14ドル(+1.89%)
ウォルマート(WMT) 125.30ドル +3.50ドル(+2.87%)
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