21日の米国市場ダイジェスト:NYダウ37ドル高、新型コロナウイルス変異種に警戒感
[20/12/22]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:NYダウ37ドル高、新型コロナウイルス変異種に警戒感
米国株式相場はまちまち。ダウ平均は37.40ドル高の30216.45ドル、ナスダックは13.12ポイント安の12742.52ポイントで取引を終了した。英国で拡大している新型コロナウイルス変異種の感染性が高いことが明らかになり、警戒感から寄り付き後大きく下落した。その後、安値からはファイザーに続き、米食品医薬品局(FDA)の承認を受けたモデルナのワクチン接種が開始されたことや、議会が追加経済対策で合意にいたったことを好感した買いに支えられ、引けにかけてダウは上昇に転じた。セクター別では、銀行や耐久消費財・アパレルが上昇した一方で、自動車・自動車部品が下落した。
投資銀行のゴールドマサックス(GS)、モルガンスタンレー(MS)や銀行のJPモルガン(JPM)は連邦準備制度理事会(FRB)が第2回目のストレステストの結果を受けて来年第1四半期の自社株買い再開を承認したため上昇。また、スポーツ用品メーカーのナイキ(NKE)は好決算が好感され上昇した。携帯端末のアップル(AAPL)は自社製バッテリーを用いた乗用車の生産を目指すと報じられ、上昇。一方で、電気自動車メーカ?のテスラ(TSLA)はS&P500種株価指数の構成銘柄への採用後、利益確定の売りが加速したほかアップルの報を受け急落した。新型コロナウイルス変異種の影響で、航空会社のアメリカン(AAL)、クルーズ船運営のカーニバル(CCL)は軒並み下落した。
防衛会社のロッキードマーチン(LMT)は、長距離兵器システム開発製造のエアロジェット・ロケットダイン(AJRD)の買収を発表した。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:コロナ変異種の感染拡大を警戒
21日のニューヨーク外為市場でドル・円は、103円62銭から103円30銭まで下落し、103円32銭で引けた。11月米シカゴ連銀全米活動指数が予想を下回ったほか、新型コロナウイルス変異種感染の拡大で、英国が規制強化に踏み切り世界経済の回復に懸念が広がった。しかし、米国の追加経済対策合意やワクチンの前進が下支えとなり、ドル売りはやや一服した。
ユーロ・ドルは1.2163ドルから1.2253ドルまで上昇し、1.2234ドルで引けた。ユーロ圏12月消費者信頼感指数速報値が予想を上回りユーロ買いが優勢となった。ユーロ・円は125円97銭から126円62銭まで上昇。米議会の追加経済対策合意を好感したリスク選好の円売りが優勢となった。ポンド・ドルは1.3280ドルから1.3498ドルまで上昇。新型コロナウイルス変異種感染の拡大でポンド売りが続いたが、通商交渉の漁業問題を巡りジョンソン英首相が譲歩の姿勢を見せたため、ポンドを買い戻す動きが広がった。ドル・スイスは0.8885フランから0.8845フランまで下落した。
■NY原油:反落で47.97ドル、コロナ変異種の感染拡大を警戒
NY原油先物2月限は反落(NYMEX原油2月限終値:47.97 ↓1.27)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物2月限は、前営業日比-1.27ドルの1バレル=47.97ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは46.25ドル−49.31ドル。新型コロナウイルスの変異種の感染拡大が警戒されており、英国からの旅客機乗り入れや国境封鎖などの措置が導入されていることから、世界経済が正常化に向かう時期は遅れるとの懸念が生じており、ポジション調整的な売りが広がったようだ。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 29.74ドル +1.07ドル(+3.73%)
モルガン・スタンレー(MS) 67.83ドル +3.65ドル(+5.69%)
ゴールドマン・サックス(GS)256.98ドル +14.85ドル(+6.13%)
インテル(INTC) 46.36ドル -1.10ドル(-2.32%)
アップル(AAPL) 128.23ドル +1.58ドル(+1.24%)
アルファベット(GOOG) 1739.37ドル +8.36ドル(+0.48%)
フェイスブック(FB) 272.79ドル -3.61ドル(-1.31%)
キャタピラー(CAT) 180.16ドル -0.80ドル(-0.44%)
アルコア(AA) 22.11ドル +0.10ドル(+0.45%)
ウォルマート(WMT) 145.97ドル +0.02ドル(+0.01%)
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米国株式相場はまちまち。ダウ平均は37.40ドル高の30216.45ドル、ナスダックは13.12ポイント安の12742.52ポイントで取引を終了した。英国で拡大している新型コロナウイルス変異種の感染性が高いことが明らかになり、警戒感から寄り付き後大きく下落した。その後、安値からはファイザーに続き、米食品医薬品局(FDA)の承認を受けたモデルナのワクチン接種が開始されたことや、議会が追加経済対策で合意にいたったことを好感した買いに支えられ、引けにかけてダウは上昇に転じた。セクター別では、銀行や耐久消費財・アパレルが上昇した一方で、自動車・自動車部品が下落した。
投資銀行のゴールドマサックス(GS)、モルガンスタンレー(MS)や銀行のJPモルガン(JPM)は連邦準備制度理事会(FRB)が第2回目のストレステストの結果を受けて来年第1四半期の自社株買い再開を承認したため上昇。また、スポーツ用品メーカーのナイキ(NKE)は好決算が好感され上昇した。携帯端末のアップル(AAPL)は自社製バッテリーを用いた乗用車の生産を目指すと報じられ、上昇。一方で、電気自動車メーカ?のテスラ(TSLA)はS&P500種株価指数の構成銘柄への採用後、利益確定の売りが加速したほかアップルの報を受け急落した。新型コロナウイルス変異種の影響で、航空会社のアメリカン(AAL)、クルーズ船運営のカーニバル(CCL)は軒並み下落した。
防衛会社のロッキードマーチン(LMT)は、長距離兵器システム開発製造のエアロジェット・ロケットダイン(AJRD)の買収を発表した。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:コロナ変異種の感染拡大を警戒
21日のニューヨーク外為市場でドル・円は、103円62銭から103円30銭まで下落し、103円32銭で引けた。11月米シカゴ連銀全米活動指数が予想を下回ったほか、新型コロナウイルス変異種感染の拡大で、英国が規制強化に踏み切り世界経済の回復に懸念が広がった。しかし、米国の追加経済対策合意やワクチンの前進が下支えとなり、ドル売りはやや一服した。
ユーロ・ドルは1.2163ドルから1.2253ドルまで上昇し、1.2234ドルで引けた。ユーロ圏12月消費者信頼感指数速報値が予想を上回りユーロ買いが優勢となった。ユーロ・円は125円97銭から126円62銭まで上昇。米議会の追加経済対策合意を好感したリスク選好の円売りが優勢となった。ポンド・ドルは1.3280ドルから1.3498ドルまで上昇。新型コロナウイルス変異種感染の拡大でポンド売りが続いたが、通商交渉の漁業問題を巡りジョンソン英首相が譲歩の姿勢を見せたため、ポンドを買い戻す動きが広がった。ドル・スイスは0.8885フランから0.8845フランまで下落した。
■NY原油:反落で47.97ドル、コロナ変異種の感染拡大を警戒
NY原油先物2月限は反落(NYMEX原油2月限終値:47.97 ↓1.27)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物2月限は、前営業日比-1.27ドルの1バレル=47.97ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは46.25ドル−49.31ドル。新型コロナウイルスの変異種の感染拡大が警戒されており、英国からの旅客機乗り入れや国境封鎖などの措置が導入されていることから、世界経済が正常化に向かう時期は遅れるとの懸念が生じており、ポジション調整的な売りが広がったようだ。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 29.74ドル +1.07ドル(+3.73%)
モルガン・スタンレー(MS) 67.83ドル +3.65ドル(+5.69%)
ゴールドマン・サックス(GS)256.98ドル +14.85ドル(+6.13%)
インテル(INTC) 46.36ドル -1.10ドル(-2.32%)
アップル(AAPL) 128.23ドル +1.58ドル(+1.24%)
アルファベット(GOOG) 1739.37ドル +8.36ドル(+0.48%)
フェイスブック(FB) 272.79ドル -3.61ドル(-1.31%)
キャタピラー(CAT) 180.16ドル -0.80ドル(-0.44%)
アルコア(AA) 22.11ドル +0.10ドル(+0.45%)
ウォルマート(WMT) 145.97ドル +0.02ドル(+0.01%)
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