前場に注目すべき3つのポイント〜祝日前であることから、短期筋の値幅取り狙いの売買が中心〜
[21/02/22]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
22日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:祝日前であることから、短期筋の値幅取り狙いの売買が中心
■西松屋チェ、21/2上方修正 営業利益122億円←107億円
■前場の注目材料:ACSL、アジアでドローン拡販、中国製代替狙う
■祝日前であることから、短期筋の値幅取り狙いの売買が中心
22日の日本株市場は、底堅い相場展開が見込まれる。19日の米国市場はNYダウが0.98ドル高と小幅に上昇。イエレン財務長官はバイデン政権が提唱する経済対策の必要性を改めて訴えたため、追加経済対策が早期に成立し景気回復を後押しするとの期待から買いが先行。ワクチン接種ペースの加速で経済活動の再開に勢いがつくとの期待なども高まった。しかし、長期金利の上昇が市場心理を冷やす格好となっており、引けにかけて利食いに押される展開だった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比160円高の30200円。円相場は1ドル105円40銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや買い優勢の展開になりそうである。先週は先物主導で週半ば以降こそ値動きの荒さが目立っていたが、日経平均の3万円を固める流れが意識されやすくなりそうである。祝日を挟むことから積極的な売買は手控えられる可能性が高そうであるが、短期的に売り仕掛けてくる場面においては、押し目待ちの買いが意識されやすいところである。日経平均は先週末の調整で5日線を割り込んでおり、目先的にはスピード調整の流れは継続とみられるが、3万円処での底堅さが意識されてくることにより、次第に下値を切り上げてくる展開が期待される。
また、先週は調整場面において日銀のETF買い入れが見送られており、これを手掛かりに売りを仕掛けてくる局面がみられていた。しかし、足元では海外勢の買い越し基調が続いており、ETF買い入れによる需給面での下支えに期待する状況ではなく、需給状況は良好であろう。ワクチン接種が政府の計画通りに進んでおり、新規感染者数の減少傾向が続いていることも先行きの警戒活動正常化への思惑も高まりやすいだろう。米長期金利上昇により割高感が意識されているグロース銘柄などへの利益確定に向かわせやすいだろうが、一方で割安感のあるバリュー株への物色意欲を高める可能性はありそうだ。
物色の流れとしては個別材料株のほか、テーマ株などでの循環物色が意識されやすい。また、祝日前であることから、短期筋の値幅取り狙いの売買が中心になりやすく、個別での値動きの荒さには注視する必要がありそうだ。紙幣や硬貨と同じように使える「デジタル通貨」について、日銀は、この春から機能を確かめるための実証実験を始めることになったと伝わっている。また、ビットコインが最高値を更新するなか、暗号資産(仮想通貨)関連への物色が意識されやすいだろう。
■西松屋チェ、21/2上方修正 営業利益122億円←107億円
西松屋チェ<7545>は2021年2月期業績予想の修正を発表。営業利益は従来の107億円から122億円に上方修正した。冬物衣料を中心に当初価格での販売が進み、値下げロス額が抑えられたほか、販売費及び一般管理費が計画内に収まった。
■前場の注目材料
・NYダウは上昇(31494.32、+0.98)
・ナスダック総合指数は上昇(13874.46、+9.11)
・シカゴ日経225先物は上昇(30200、大阪比+160)
・SOX指数は上昇(3223.46、+76.67)
・VIX指数は低下(22.05、-0.44)
・日銀のETF購入
・海外コロナ向けワクチン接種の進展
・世界的金融緩和の長期化
・ACSL<6232>アジアでドローン拡販、中国製代替狙う
・フジクラ<5803>ミャンマー撤退を半年延期、残工事に遅れ
・トヨタ<7203>米でエンジン増産、SUV向けライン更新
・トヨタ<7203>TPR株全て売却、政策保有株見直しの一環
・トヨタ<7203>国内8工場停止、最大2日間延長、部品不足響く
・フェローテク<6890>中国で半導体製造部材40%増産
・アステラス製薬<4503>抗がん剤「パドセブ」正規承認へ、FDAに変更承認申請
・宇部興産<4208>宇部藤曲工場を今月下旬から再開
・旭化成<3407>ナイロン66繊維「レオナ」、キロ60円値上げ
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・特になし
<海外>
・特になし
<ST>
■株式見通し:祝日前であることから、短期筋の値幅取り狙いの売買が中心
■西松屋チェ、21/2上方修正 営業利益122億円←107億円
■前場の注目材料:ACSL、アジアでドローン拡販、中国製代替狙う
■祝日前であることから、短期筋の値幅取り狙いの売買が中心
22日の日本株市場は、底堅い相場展開が見込まれる。19日の米国市場はNYダウが0.98ドル高と小幅に上昇。イエレン財務長官はバイデン政権が提唱する経済対策の必要性を改めて訴えたため、追加経済対策が早期に成立し景気回復を後押しするとの期待から買いが先行。ワクチン接種ペースの加速で経済活動の再開に勢いがつくとの期待なども高まった。しかし、長期金利の上昇が市場心理を冷やす格好となっており、引けにかけて利食いに押される展開だった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比160円高の30200円。円相場は1ドル105円40銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや買い優勢の展開になりそうである。先週は先物主導で週半ば以降こそ値動きの荒さが目立っていたが、日経平均の3万円を固める流れが意識されやすくなりそうである。祝日を挟むことから積極的な売買は手控えられる可能性が高そうであるが、短期的に売り仕掛けてくる場面においては、押し目待ちの買いが意識されやすいところである。日経平均は先週末の調整で5日線を割り込んでおり、目先的にはスピード調整の流れは継続とみられるが、3万円処での底堅さが意識されてくることにより、次第に下値を切り上げてくる展開が期待される。
また、先週は調整場面において日銀のETF買い入れが見送られており、これを手掛かりに売りを仕掛けてくる局面がみられていた。しかし、足元では海外勢の買い越し基調が続いており、ETF買い入れによる需給面での下支えに期待する状況ではなく、需給状況は良好であろう。ワクチン接種が政府の計画通りに進んでおり、新規感染者数の減少傾向が続いていることも先行きの警戒活動正常化への思惑も高まりやすいだろう。米長期金利上昇により割高感が意識されているグロース銘柄などへの利益確定に向かわせやすいだろうが、一方で割安感のあるバリュー株への物色意欲を高める可能性はありそうだ。
物色の流れとしては個別材料株のほか、テーマ株などでの循環物色が意識されやすい。また、祝日前であることから、短期筋の値幅取り狙いの売買が中心になりやすく、個別での値動きの荒さには注視する必要がありそうだ。紙幣や硬貨と同じように使える「デジタル通貨」について、日銀は、この春から機能を確かめるための実証実験を始めることになったと伝わっている。また、ビットコインが最高値を更新するなか、暗号資産(仮想通貨)関連への物色が意識されやすいだろう。
■西松屋チェ、21/2上方修正 営業利益122億円←107億円
西松屋チェ<7545>は2021年2月期業績予想の修正を発表。営業利益は従来の107億円から122億円に上方修正した。冬物衣料を中心に当初価格での販売が進み、値下げロス額が抑えられたほか、販売費及び一般管理費が計画内に収まった。
■前場の注目材料
・NYダウは上昇(31494.32、+0.98)
・ナスダック総合指数は上昇(13874.46、+9.11)
・シカゴ日経225先物は上昇(30200、大阪比+160)
・SOX指数は上昇(3223.46、+76.67)
・VIX指数は低下(22.05、-0.44)
・日銀のETF購入
・海外コロナ向けワクチン接種の進展
・世界的金融緩和の長期化
・ACSL<6232>アジアでドローン拡販、中国製代替狙う
・フジクラ<5803>ミャンマー撤退を半年延期、残工事に遅れ
・トヨタ<7203>米でエンジン増産、SUV向けライン更新
・トヨタ<7203>TPR株全て売却、政策保有株見直しの一環
・トヨタ<7203>国内8工場停止、最大2日間延長、部品不足響く
・フェローテク<6890>中国で半導体製造部材40%増産
・アステラス製薬<4503>抗がん剤「パドセブ」正規承認へ、FDAに変更承認申請
・宇部興産<4208>宇部藤曲工場を今月下旬から再開
・旭化成<3407>ナイロン66繊維「レオナ」、キロ60円値上げ
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・特になし
<海外>
・特になし
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