16日の米国市場ダイジェスト:米国株式市場は続伸、世界経済の強い回復期待(訂正)
[21/04/19]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:米国株式市場は続伸、世界経済の強い回復期待
ダウ平均は164.68ドル高の34200.67ドル、ナスダックは13.58ポイント高の14052.34で取引を終了した。
中国の1-3月期国内総生産(GDP)が過去最大の伸びを示し世界経済の強い回復期待が強まり、寄り付き後、上昇した。企業の好決算、予想以上に改善した3月住宅着工件数に加え、政府が国内のワクチン接種が2億回を突破したと発表すると、引けにかけて上げ幅を拡大。ダウは連日で史上最高値を更新して引けた。セクター別では、銀行や素材が上昇、エネルギーが下げた。
住宅建設会社のトール・ブラザーズ(TOL)、KBホームズ(KBH)、DRホートン(DHI)などは、アナリストによる住宅セクターの投資判断引き上げを受けて軒並み上昇。データネットワーク製品メーカーのシスコ・システムズ(CSCO)もアナリストの投資判断引き上げが好感され、上昇した。また、エンターティンメントのウォルト・ディズニー(DIS)は月末のカリフォルニア州ディズニーランドの営業再開を控えて、5月までの週末の前売り入場券が売り切れるなど、需要の強さが業績回復期待に繋がり、上昇。一方で、クルーズ船を運営するカーニバル(CCL)は、依然営業再開のめどがたたず、小幅下落した。
金融のモルガン・スタンレー(MS)は1-3月期(第1四半期)の決算資料で投資会社アルケゴス関連の9.11億ドルの損失を明らかにした。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:ドル・円上げ渋り、4月ミシガン大消費者信頼感指数は予想を下回る
16日のニューヨーク外為市場でドル・円は、108円90銭まで上昇後、108円74銭まで反落し、108円79銭で引けた。米3月住宅着工件数が予想を上回りドル買いが強まったが、その後発表された4月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値は予想を下回ったことから、ドルは上げ渋った。
ユーロ・ドルは1.1990ドルまで上昇後、1.1973ドルまで反落し、1.1981ドルで引けた。イタリアは4月26日から経済規制を緩和との報道が好感され、ユーロ買いが一時優勢となった。ユーロ・円は130円48銭から130円28銭まで下落した。ポンド・ドルは1.3791ルから1.3842ドルまで上昇。ドル・スイスは0.9182フランまで下落後、0.9206フランまで上昇した。米財務省提出の為替報告で、スイスとベトナムを為替操作国から除外したため、フラン買いが強まったが、スイス中央銀行は、引き続き為替介入の用意があると表明したことから、ドル売り・フラン買いは一服した。
■NY原油:弱含み、利食い売りが上値を抑える
16日のNY原油先物5月限は、弱含み(NYMEX原油6月限終値:63.19 ↓0.32)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物6月限は、前営業日比-0.32ドルの63.19ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは62.88ドル−63.94ドル。16日のアジア市場で63.94ドルまで買われたが、利食い売りが増えたことによって、ニューヨーク市場の中盤にかけて62.88ドルまで下落した。ただ、米国株高を意識して下げ幅は縮小。時間外取引では63ドル台前半で推移した。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 39.15ドル +0.41ドル(+1.06%)
モルガン・スタンレー(MS) 78.59ドル -2.23ドル(-2.76%)
ゴールドマン・サックス(GS)342.31ドル +3.76ドル(+1.11%)
インテル(INTC) 64.75ドル -0.27ドル(-0.42%)
アップル(AAPL) 134.16ドル -0.34ドル(-0.25%)
アルファベット(GOOG) 2297.76ドル +1.10ドル(+0.05%)
フェイスブック(FB) 306.18ドル -1.64ドル(-0.53%)
キャタピラー(CAT) 233.36ドル +0.84ドル(+0.36%)
アルコア(AA) 35.63ドル +2.79ドル(+8.50%)
ウォルマート(WMT) 140.61ドル +0.45ドル(+0.32%)
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ダウ平均は164.68ドル高の34200.67ドル、ナスダックは13.58ポイント高の14052.34で取引を終了した。
中国の1-3月期国内総生産(GDP)が過去最大の伸びを示し世界経済の強い回復期待が強まり、寄り付き後、上昇した。企業の好決算、予想以上に改善した3月住宅着工件数に加え、政府が国内のワクチン接種が2億回を突破したと発表すると、引けにかけて上げ幅を拡大。ダウは連日で史上最高値を更新して引けた。セクター別では、銀行や素材が上昇、エネルギーが下げた。
住宅建設会社のトール・ブラザーズ(TOL)、KBホームズ(KBH)、DRホートン(DHI)などは、アナリストによる住宅セクターの投資判断引き上げを受けて軒並み上昇。データネットワーク製品メーカーのシスコ・システムズ(CSCO)もアナリストの投資判断引き上げが好感され、上昇した。また、エンターティンメントのウォルト・ディズニー(DIS)は月末のカリフォルニア州ディズニーランドの営業再開を控えて、5月までの週末の前売り入場券が売り切れるなど、需要の強さが業績回復期待に繋がり、上昇。一方で、クルーズ船を運営するカーニバル(CCL)は、依然営業再開のめどがたたず、小幅下落した。
金融のモルガン・スタンレー(MS)は1-3月期(第1四半期)の決算資料で投資会社アルケゴス関連の9.11億ドルの損失を明らかにした。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:ドル・円上げ渋り、4月ミシガン大消費者信頼感指数は予想を下回る
16日のニューヨーク外為市場でドル・円は、108円90銭まで上昇後、108円74銭まで反落し、108円79銭で引けた。米3月住宅着工件数が予想を上回りドル買いが強まったが、その後発表された4月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値は予想を下回ったことから、ドルは上げ渋った。
ユーロ・ドルは1.1990ドルまで上昇後、1.1973ドルまで反落し、1.1981ドルで引けた。イタリアは4月26日から経済規制を緩和との報道が好感され、ユーロ買いが一時優勢となった。ユーロ・円は130円48銭から130円28銭まで下落した。ポンド・ドルは1.3791ルから1.3842ドルまで上昇。ドル・スイスは0.9182フランまで下落後、0.9206フランまで上昇した。米財務省提出の為替報告で、スイスとベトナムを為替操作国から除外したため、フラン買いが強まったが、スイス中央銀行は、引き続き為替介入の用意があると表明したことから、ドル売り・フラン買いは一服した。
■NY原油:弱含み、利食い売りが上値を抑える
16日のNY原油先物5月限は、弱含み(NYMEX原油6月限終値:63.19 ↓0.32)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物6月限は、前営業日比-0.32ドルの63.19ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは62.88ドル−63.94ドル。16日のアジア市場で63.94ドルまで買われたが、利食い売りが増えたことによって、ニューヨーク市場の中盤にかけて62.88ドルまで下落した。ただ、米国株高を意識して下げ幅は縮小。時間外取引では63ドル台前半で推移した。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 39.15ドル +0.41ドル(+1.06%)
モルガン・スタンレー(MS) 78.59ドル -2.23ドル(-2.76%)
ゴールドマン・サックス(GS)342.31ドル +3.76ドル(+1.11%)
インテル(INTC) 64.75ドル -0.27ドル(-0.42%)
アップル(AAPL) 134.16ドル -0.34ドル(-0.25%)
アルファベット(GOOG) 2297.76ドル +1.10ドル(+0.05%)
フェイスブック(FB) 306.18ドル -1.64ドル(-0.53%)
キャタピラー(CAT) 233.36ドル +0.84ドル(+0.36%)
アルコア(AA) 35.63ドル +2.79ドル(+8.50%)
ウォルマート(WMT) 140.61ドル +0.45ドル(+0.32%)
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