25日の米国市場ダイジェスト:米国株式市場はまちまち、金利高が重し
[22/03/28]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:米国株式市場はまちまち、金利高が重し
ダウ平均は153.30ドル高の34,861.24ドル、ナスダックは22.54ポイント安の14,169.30で取引を終了した。
買戻しの流れから寄り付き後上昇。しかし、2月中古住宅販売成約指数や3月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値の悪化が嫌気され伸び悩んだ。その後、2年債や10年債の利回りが2019年来の高水準に達したほか、サウジの石油貯蔵所がイラン支援の武装組織フーシの攻撃を受けたとの報道で警戒感が広がり下落に転じる局面があった。ただ、エネルギーセクターがけん引したほか押し目買い意欲で引けにかけ再び上昇。ハイテク株は金利の上昇が警戒されて下落した。セクタ?別ではエネルギーが上昇した一方で、半導体・同製造装置、自動車・自動車部品が下落。
小売りチェーンのベッド・アンド・バス・ビヨンド(BBBY)は物言う投資家のコーエン氏と協力する姿勢を示し同氏が率いる投資会社RCベンチャーズから3人が同社の取締役会に加わることを発表し、上昇。石油・天然ガス生産会社チェサピーク・エナジー(CHK)は政府が欧州に追加で天然ガスを供給する計画を発表したため、上昇した。また、製薬会社のテバファーマスーティカル(TEVA)はアナリストの投資判断引き上げを受けて上昇。大麻ベースの薬剤などを扱うティルレイ・ブランズ(TLRY)は大麻合法案を下院が来週提示するとの報道で、買われた。無添加のべビーおむつなどを扱うオンライン小売のオネスト(HNST)は決算で損失が予想以上に拡大したことが嫌気され、下落。
政府はロシア産ガス依存軽減を目指す欧州連合に追加でLNGを供給する計画を発表した。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:FRBによる利上げ加速の思惑でドル買い強まる
25日のニューヨーク外為市場でドル・円は、121円63銭から122円24銭まで上昇し、122円13銭で引けた。米2月中古住宅販売成約指数の伸びが予想外にマイナスになったほか、3月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値が予想外に下方修正されたためドル買いが後退。しかし、米連邦準備制度理事会(FRB)の引き締めペース加速を織り込み、10年債利回りは2019年5月以来の高水準となると、ドル買いが再燃した。
ユーロ・ドルは1.1025ドルまで上昇後、1.0981ドルまで反落し、1.0985ドルで引けた。独3月IFO企業景況感指数の大幅低下に伴うユーロ売りが優勢となった。ユーロ・円は133円91銭から134円62銭のレンジ内で上下に振れた。ポンド・ドルは1.3180ドルから1.3223ドルのレンジで上下に振れた。ドル・スイスは0.9262フランから0.9314フランまで上昇した。
■NY原油:反発、供給不安は払しょくされず
25日のNY原油先物5月限は、反発(NYMEX原油5月限終値:113.90 ↑1.56)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物5月限は、前営業日比+1.56ドルの113.90ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは108.68ドル-114.12ドル。ニューヨーク市場の序盤にかけて108.68ドルまで下げたが、供給不安は消えていないため、下げ止まった。ニューヨーク市場の終盤にかけて114.12ドルまで上昇し、通常取引終了後の時間外取引では主に112ドル台で推移。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 43.73ドル +0.66ドル(+1.53%)
モルガン・スタンレー(MS) 92.38ドル +0.25ドル(+0.27%)
ゴールドマン・サックス(GS)337.49ドル +1.26ドル(+0.37%)
インテル(INTC) 51.83ドル +0.21ドル(+0.41%)
アップル(AAPL) 174.72ドル +0.65ドル(+0.37%)
アルファベット(GOOG) 2830.43ドル +4.19ドル(+0.15%)
フェイスブック(FB) 221.82ドル +2.25ドル(+1.02%)
キャタピラー(CAT) 223.36ドル +1.15ドル(+0.52%)
アルコア(AA) 91.96ドル -3.10ドル(-3.26%)
ウォルマート(WMT) 143.45ドル +0.62ドル(+0.43%)
<ST>
ダウ平均は153.30ドル高の34,861.24ドル、ナスダックは22.54ポイント安の14,169.30で取引を終了した。
買戻しの流れから寄り付き後上昇。しかし、2月中古住宅販売成約指数や3月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値の悪化が嫌気され伸び悩んだ。その後、2年債や10年債の利回りが2019年来の高水準に達したほか、サウジの石油貯蔵所がイラン支援の武装組織フーシの攻撃を受けたとの報道で警戒感が広がり下落に転じる局面があった。ただ、エネルギーセクターがけん引したほか押し目買い意欲で引けにかけ再び上昇。ハイテク株は金利の上昇が警戒されて下落した。セクタ?別ではエネルギーが上昇した一方で、半導体・同製造装置、自動車・自動車部品が下落。
小売りチェーンのベッド・アンド・バス・ビヨンド(BBBY)は物言う投資家のコーエン氏と協力する姿勢を示し同氏が率いる投資会社RCベンチャーズから3人が同社の取締役会に加わることを発表し、上昇。石油・天然ガス生産会社チェサピーク・エナジー(CHK)は政府が欧州に追加で天然ガスを供給する計画を発表したため、上昇した。また、製薬会社のテバファーマスーティカル(TEVA)はアナリストの投資判断引き上げを受けて上昇。大麻ベースの薬剤などを扱うティルレイ・ブランズ(TLRY)は大麻合法案を下院が来週提示するとの報道で、買われた。無添加のべビーおむつなどを扱うオンライン小売のオネスト(HNST)は決算で損失が予想以上に拡大したことが嫌気され、下落。
政府はロシア産ガス依存軽減を目指す欧州連合に追加でLNGを供給する計画を発表した。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:FRBによる利上げ加速の思惑でドル買い強まる
25日のニューヨーク外為市場でドル・円は、121円63銭から122円24銭まで上昇し、122円13銭で引けた。米2月中古住宅販売成約指数の伸びが予想外にマイナスになったほか、3月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値が予想外に下方修正されたためドル買いが後退。しかし、米連邦準備制度理事会(FRB)の引き締めペース加速を織り込み、10年債利回りは2019年5月以来の高水準となると、ドル買いが再燃した。
ユーロ・ドルは1.1025ドルまで上昇後、1.0981ドルまで反落し、1.0985ドルで引けた。独3月IFO企業景況感指数の大幅低下に伴うユーロ売りが優勢となった。ユーロ・円は133円91銭から134円62銭のレンジ内で上下に振れた。ポンド・ドルは1.3180ドルから1.3223ドルのレンジで上下に振れた。ドル・スイスは0.9262フランから0.9314フランまで上昇した。
■NY原油:反発、供給不安は払しょくされず
25日のNY原油先物5月限は、反発(NYMEX原油5月限終値:113.90 ↑1.56)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物5月限は、前営業日比+1.56ドルの113.90ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは108.68ドル-114.12ドル。ニューヨーク市場の序盤にかけて108.68ドルまで下げたが、供給不安は消えていないため、下げ止まった。ニューヨーク市場の終盤にかけて114.12ドルまで上昇し、通常取引終了後の時間外取引では主に112ドル台で推移。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 43.73ドル +0.66ドル(+1.53%)
モルガン・スタンレー(MS) 92.38ドル +0.25ドル(+0.27%)
ゴールドマン・サックス(GS)337.49ドル +1.26ドル(+0.37%)
インテル(INTC) 51.83ドル +0.21ドル(+0.41%)
アップル(AAPL) 174.72ドル +0.65ドル(+0.37%)
アルファベット(GOOG) 2830.43ドル +4.19ドル(+0.15%)
フェイスブック(FB) 221.82ドル +2.25ドル(+1.02%)
キャタピラー(CAT) 223.36ドル +1.15ドル(+0.52%)
アルコア(AA) 91.96ドル -3.10ドル(-3.26%)
ウォルマート(WMT) 143.45ドル +0.62ドル(+0.43%)
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