NY株式:米国株式市場は小幅反落、一部金融決算が重し
[23/04/19]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
*07:48JST NY株式:米国株式市場は小幅反落、一部金融決算が重し
ダウ平均は10.55 ドル安の33,976.63ドル、ナスダックは4.31ポイント安の12,153.41で取引を終了した。
金融ゴールドマンサックスの決算が冴えず寄り付き後に下落。その後、中国の1−3月期国内総生産(GDP)が1年ぶり最大の伸びとなるなど、経済活動再開の影響が明確化したため世界経済への悲観的な見方が後退、景気後退懸念の緩和を背景に下げ幅を縮小した。一方、主要企業決算の結果を見極めたいとの見方も多く方向感が定まらず小幅安で終了。セクター別では耐久消費財・アパレルが上昇した一方で、自動車・自動車部品が下落した。
銀行のバンク・オブ・アメリカ(BAC)は1−3月期決算で債券トレ―ディングの大幅増収が奏功し、予想を上回る利益を計上して小幅高。半導体のエヌビディア(NVDA)は同社にネガティブだったアナリストが人工知能絡みの需要増加期待から投資判断を2段階引上げたため買われた。防衛のロッキード・マーチン(LMT)は第1四半期決算で1株利益が予想を上回ったほか、通期の見通しを再確認したため上昇。同業のレイセオン・テクノロジー(RTX)は国防兵站局から同社製パトリオットミサイルの部品注文を受けたことが好感され買われた。航空機メーカーのボーイング(BA)は最高経営責任者(CEO)が747マックス機の生産を拡大させる計画に変更はないと強調したため上昇。
一方で、金融ゴールドマン・サックス(GS)は第1四半期決算で債券トレーディングが減少、純収入が予想を下回り売られた。また、航空会社のサウスウェスト航空(LUV)はコンピューターの不具合で一時全運行を停止したことが嫌気されて下落。製薬会社のジョンソン・アンド・ジョンソン(JNJ)は四半期決算が予想を上回る内容となったものの、発がん性が疑われている同社製べビーパウダーを巡る訴訟への懸念を払しょくできず、下落した。
動画配信のネットフリックス(NFLX)は取引終了後、第1四半期決算を発表。利益が市場予想を上回った一方、見通しが予想を下回り、時間外取引で一時急落したが、その後は下げ幅をほぼ取り戻している。
(Horiko Capital Management LLC)
<YN>
ダウ平均は10.55 ドル安の33,976.63ドル、ナスダックは4.31ポイント安の12,153.41で取引を終了した。
金融ゴールドマンサックスの決算が冴えず寄り付き後に下落。その後、中国の1−3月期国内総生産(GDP)が1年ぶり最大の伸びとなるなど、経済活動再開の影響が明確化したため世界経済への悲観的な見方が後退、景気後退懸念の緩和を背景に下げ幅を縮小した。一方、主要企業決算の結果を見極めたいとの見方も多く方向感が定まらず小幅安で終了。セクター別では耐久消費財・アパレルが上昇した一方で、自動車・自動車部品が下落した。
銀行のバンク・オブ・アメリカ(BAC)は1−3月期決算で債券トレ―ディングの大幅増収が奏功し、予想を上回る利益を計上して小幅高。半導体のエヌビディア(NVDA)は同社にネガティブだったアナリストが人工知能絡みの需要増加期待から投資判断を2段階引上げたため買われた。防衛のロッキード・マーチン(LMT)は第1四半期決算で1株利益が予想を上回ったほか、通期の見通しを再確認したため上昇。同業のレイセオン・テクノロジー(RTX)は国防兵站局から同社製パトリオットミサイルの部品注文を受けたことが好感され買われた。航空機メーカーのボーイング(BA)は最高経営責任者(CEO)が747マックス機の生産を拡大させる計画に変更はないと強調したため上昇。
一方で、金融ゴールドマン・サックス(GS)は第1四半期決算で債券トレーディングが減少、純収入が予想を下回り売られた。また、航空会社のサウスウェスト航空(LUV)はコンピューターの不具合で一時全運行を停止したことが嫌気されて下落。製薬会社のジョンソン・アンド・ジョンソン(JNJ)は四半期決算が予想を上回る内容となったものの、発がん性が疑われている同社製べビーパウダーを巡る訴訟への懸念を払しょくできず、下落した。
動画配信のネットフリックス(NFLX)は取引終了後、第1四半期決算を発表。利益が市場予想を上回った一方、見通しが予想を下回り、時間外取引で一時急落したが、その後は下げ幅をほぼ取り戻している。
(Horiko Capital Management LLC)
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