30日の米国市場ダイジェスト:NYダウは203ドル高、FOMC結果発表待ちの調整
[24/07/31]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
*08:05JST 30日の米国市場ダイジェスト:NYダウは203ドル高、FOMC結果発表待ちの調整
■NY株式:NYダウは203ドル高、FOMC結果発表待ちの調整
米国株式市場はまちまち。ダウ平均は203.40ドル高の40,743.33ドル、ナスダックは222.78ポイント安の17,147.42で取引を終了した。
連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控えた調整が続き、寄り付き後、まちまち。ダウは金融セクターが支援し、終日底堅く推移し終盤にかけ上げ幅を拡大した。一方、ナスダックはローテ―ションに加え、連邦公開市場委員会(FOMC)や主要ハイテク企業の決算を控えた警戒感にハイテクの手仕舞い売りが加速し、下落。まちまちで終了した。セクター別では、エネルギー、銀行が上昇した一方、半導体・同製造装置が下落。
格安航空会社のジェットブルー(JBLU)は四半期決算で予想外の黒字を計上し、買われた。オンライン決済のペイパル(PYPL)は四半期決算で通期の業績見通しを引き上げたほか、追加自社株買い計画が好感され、上昇。電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)は意図せずにボンネットが開く不具合で185万台をリコールしたことが明らかになり、売られた。
サイバーセキュリティ製品・サービス会社のクラウドストライク・ホールディングス(CRWD)は大規模システム障害を受け、航空会社のデルタ(DAL)が同社とソフトウエア会社のマイクロソフト(MSFT)に対する補償請求の可能性を検討するため弁護士を雇ったとの報道が嫌気され、大幅安。マイクロソフト(MSFT)も売られた。航空会社のデルタ(DAL)は上昇。ヘルスケア商品のメルク(MRK)は四半期決算で調整後の1株利益が予想を上回ったものの、HPVワクチンの売り上げや通年の売上高予想が予想を下回り、下落した。
ソフトウエア会社のマイクロソフト(MSFT)は取引終了後に四半期決算を発表。クラウドサービスの収入の伸びが冴えず、時間外取引で売られている。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:日銀追加利上げ観測で円買い強まる
30日のニューヨーク外為市場でドル・円は155円02銭から152円89銭まで下落し、152円91銭で引けた。日銀が30日から31日に開催している金融政策決定会合で、政策金利を0.25%に引き上げる案などの追加利上げなどを議論する可能性があるとの報道や、三村新財務官の発言「最近の円安デメリット目立つ」を受け、追加利上げ観測や根強い当局の円安是正措置の警戒感に円買いが加速した。
ユーロ・ドルは1.0825ドルから1.0798ドルまで下落し、1.0810ドルで引けた。ユーロ・円は、167円72銭から165円31銭まで下落。日欧金利差縮小観測受けた円買いが継続した。ポンド・ドルは1.2847ドルから1.2820ドルまで下落した。ドル・スイスは0.8867フランから0.8826フランまで下落した。
■NY原油:続落で74.73ドル、一時75ドルを下回る
NY原油先物9月限は続落(NYMEX原油9月限終値:74.73 ↓1.08)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は、前営業日比−1.08ドル(-1.42%)の74.73ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは74.59ドル−75.97ドル。ロンドン市場の序盤にかけて75.97ドルまで買われたが、その後はじり安となり、一時74.59ドルまで下落。供給不足の懸念は高まっていないため、押し目買いは減少。通常取引終了後の時間外取引では主に75ドル近辺で推移。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 41.28ドル +0.19ドル(+0.46%)
モルガン・スタンレー(MS) 103.76ドル +1.28ドル(+1.24%)
ゴールドマン・サックス(GS)505.67ドル +12.95ドル(+2.62%)
インテル(INTC) 30.13ドル -0.70ドル(-2.27%)
アップル(AAPL) 218.80ドル +0.56ドル(+0.25%)
アルファベット(GOOG) 171.86ドル +0.73ドル(+0.42%)
メタ(META) 463.19ドル -2.52ドル(-0.54%)
キャタピラー(CAT) 341.72ドル -2.81ドル(-0.81%)
アルコア(AA) 31.77ドル -1.25ドル(-3.78%)
ウォルマート(WMT) 69.19ドル -0.43ドル(-0.61%)
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■NY株式:NYダウは203ドル高、FOMC結果発表待ちの調整
米国株式市場はまちまち。ダウ平均は203.40ドル高の40,743.33ドル、ナスダックは222.78ポイント安の17,147.42で取引を終了した。
連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控えた調整が続き、寄り付き後、まちまち。ダウは金融セクターが支援し、終日底堅く推移し終盤にかけ上げ幅を拡大した。一方、ナスダックはローテ―ションに加え、連邦公開市場委員会(FOMC)や主要ハイテク企業の決算を控えた警戒感にハイテクの手仕舞い売りが加速し、下落。まちまちで終了した。セクター別では、エネルギー、銀行が上昇した一方、半導体・同製造装置が下落。
格安航空会社のジェットブルー(JBLU)は四半期決算で予想外の黒字を計上し、買われた。オンライン決済のペイパル(PYPL)は四半期決算で通期の業績見通しを引き上げたほか、追加自社株買い計画が好感され、上昇。電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)は意図せずにボンネットが開く不具合で185万台をリコールしたことが明らかになり、売られた。
サイバーセキュリティ製品・サービス会社のクラウドストライク・ホールディングス(CRWD)は大規模システム障害を受け、航空会社のデルタ(DAL)が同社とソフトウエア会社のマイクロソフト(MSFT)に対する補償請求の可能性を検討するため弁護士を雇ったとの報道が嫌気され、大幅安。マイクロソフト(MSFT)も売られた。航空会社のデルタ(DAL)は上昇。ヘルスケア商品のメルク(MRK)は四半期決算で調整後の1株利益が予想を上回ったものの、HPVワクチンの売り上げや通年の売上高予想が予想を下回り、下落した。
ソフトウエア会社のマイクロソフト(MSFT)は取引終了後に四半期決算を発表。クラウドサービスの収入の伸びが冴えず、時間外取引で売られている。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:日銀追加利上げ観測で円買い強まる
30日のニューヨーク外為市場でドル・円は155円02銭から152円89銭まで下落し、152円91銭で引けた。日銀が30日から31日に開催している金融政策決定会合で、政策金利を0.25%に引き上げる案などの追加利上げなどを議論する可能性があるとの報道や、三村新財務官の発言「最近の円安デメリット目立つ」を受け、追加利上げ観測や根強い当局の円安是正措置の警戒感に円買いが加速した。
ユーロ・ドルは1.0825ドルから1.0798ドルまで下落し、1.0810ドルで引けた。ユーロ・円は、167円72銭から165円31銭まで下落。日欧金利差縮小観測受けた円買いが継続した。ポンド・ドルは1.2847ドルから1.2820ドルまで下落した。ドル・スイスは0.8867フランから0.8826フランまで下落した。
■NY原油:続落で74.73ドル、一時75ドルを下回る
NY原油先物9月限は続落(NYMEX原油9月限終値:74.73 ↓1.08)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は、前営業日比−1.08ドル(-1.42%)の74.73ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは74.59ドル−75.97ドル。ロンドン市場の序盤にかけて75.97ドルまで買われたが、その後はじり安となり、一時74.59ドルまで下落。供給不足の懸念は高まっていないため、押し目買いは減少。通常取引終了後の時間外取引では主に75ドル近辺で推移。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 41.28ドル +0.19ドル(+0.46%)
モルガン・スタンレー(MS) 103.76ドル +1.28ドル(+1.24%)
ゴールドマン・サックス(GS)505.67ドル +12.95ドル(+2.62%)
インテル(INTC) 30.13ドル -0.70ドル(-2.27%)
アップル(AAPL) 218.80ドル +0.56ドル(+0.25%)
アルファベット(GOOG) 171.86ドル +0.73ドル(+0.42%)
メタ(META) 463.19ドル -2.52ドル(-0.54%)
キャタピラー(CAT) 341.72ドル -2.81ドル(-0.81%)
アルコア(AA) 31.77ドル -1.25ドル(-3.78%)
ウォルマート(WMT) 69.19ドル -0.43ドル(-0.61%)
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