アーバネットコーポレーション Research Memo(7):前期は利益率改善により大幅な営業増益を達成
[14/03/27]
提供元:株式会社フィスコ
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■決算動向
(2)2013年6月期決算の概要
同社<3242>の2013年6月期の業績は、売上高が前期比4.0%増の7,091百万円、営業利益が同64.2%増の757百万円、経常利益が同48.8%増の628百万円、当期純利益が同71.9%増の724百万円と増収増益となった。
売上高は、主力の「不動産開発販売事業」が、投資用ワンルーム6棟(240戸)に加えて、分譲用マンション1棟(44戸)の販売により堅調に推移した。また、構成比は低いものの「不動産仕入販売事業」で新築残戸数買取再販2物件(27戸)の販売のほか、不動産仲介や賃貸を含む「その他事業」も伸長して増収に寄与した。
利益面では、利益率の高い分譲用マンションの販売等により売上総利益率20%を確保したうえ、販管費の減少と増収による固定費吸収等から営業利益率は想定を上回って大きく上昇した。なお、販管費の減少は、当期に販売した分譲用マンションの広告宣伝費が前期(2012年6月期)に前倒しで発生したことの反動減によるものである。また、当期純利益の伸び率が特に大きいのは、税効果会計による影響(繰延税金資産152百万円の計上)によるものである。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)
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