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注目銘柄(2)トライステージ<2178>(2/2):今後の成長戦略の根幹であるWEB・CRM・海外では、M&Aを含め投資

注目トピックス 日本株
4月5日に開催されたフィスコ個人投資家向けセミナー「新年度の株式相場の行方を探る」では、注目企業としてトライステージ<2178>を取り上げ、フィスコの小川アナリストと、同社のIR担当者との質疑応答を実施した。主な内容は以下の通り。


■トライステージ<2178>との質疑応答の概要

Q:ビッグデータの分析を得意とするブレインパッド<3655>と共同で展開する「マーケティング予算配分最適化サービス」の内容や今後の成長性を可能な範囲で教えていただけますか?A:一般的に通販企業では、テレビ通販を放送した際の投資対効果を、コールセンターに電話がかかった受注でカウントしていますが、一方の消費者は「テレビを見てパソコンやスマートフォンで商品を検索してWEBで買う」という行動をとるようになってきています。業界として、これまではこの動きを数値で明示することができていませんでした。そこで当社では、クライアント数社の協力のもと、ブレインパッドさんと共同で、テレビや新聞、雑誌などのオフラインメディアがWEB購入にあたえる影響度を研究し、その結果、平均して30%くらい、多い場合では70%がテレビの影響を受けてWEBで受注したものだという結果がでました。この結果をもとにクライアント広告予算を最適に配分しなおす事で、同じ予算でも受注を増やすことができるというデータが出ています。このサービスによってテレビのメディアとしての価値が見直されると考えており、今後、既存事業が再成長するための武器になると考えております。

Q:今後の成長戦略として掲げている、「WEBビジネスの推進」「CRMビジネスの推進」「国際ビジネスの推進」について、個々の施策内容を教えていただけますか?
A:WEBは、先ほどお話した「オフラインアトリビューション」を活用してテレビのメディア価値をあげると同時に、テレビ通販を見てWEBへ流れる消費者に対応するため、ネット広告に取組んでいく方針です。CRMは、2012年に連結子会社化したメールカスタマーセンター(ダイレクトメール発送代行を手掛ける)によって、ようやくクライアントのCRM施策に携われるようになりました。これを皮切りに、ダイレクトメール発送に留まらず、顧客分析やDMの企画・制作といったCRMの一連の流れを請け負い、トライステージならではのメソッドを作っていきます。そうすることで、テレビ通販によって新規顧客を獲得し、CRM施策で何度も継続購入していただいて収益化するという、ダイレクトマーケティングの一連の流れを支援できるようになると考えています。国際ビジネスについては、まだテストマーケティングの段階ですが、この2年でベトナム、台湾、マレーシア、タイ、シンガポールに進出し、クライアントの海外進出をサポートしてきました。今期はこの2年間の結果をふまえてASEANへの本格展開を目指しています。

Q:中期経営計画によると、M&A等で資金を有効活用し、ROEやEBITDAを意識した経営を行うようですが、M&A先として考えている事業分野などを教えていただけますか?
A:中計の戦略で挙げている、WEB、CRM、海外の分野に投資していきます。配分は特に決まっていません。


フィスコ個人投資家向けセミナー
「新年度の株式相場の行方を探る」
2014年4月5日(土)14:00〜17:00開催


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