テックファーム---第3四半期決算を発表、本社移転により生産性は回復
[14/06/13]
提供元:株式会社フィスコ
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ソフト開発のテックファーム<3625>は12日、2014年7月期第3四半期累計(2013年8月-2014年4月期)決算を発表した。売上高が前年同期比1.9%減の26.17億円、営業利益が同13.8%減の0.86億円、経常利益が同16.5%減の0.84億円、純損失が0.26億円(前年同期は0.53億円の黒字)となった。
外注先パートナーとの作業スペース分散によるコミュニケーションロスなどで、生産性の低下が10月初旬の本社移転まで継続したことや、一部開発案件で不採算案件が発生したことが業績に影響した。本社移転により生産性の問題は是正されており、加えて今後の成長に向けたブランディング強化や人材確保にも寄与すると見込んでいる。なお、本社移転費用として特別損失0.91億円を計上した。
第2四半期(2013年11月-2014年1月)以降業績は回復してきており、2014年7月期通期での増収増益を目指す。資本業務提携したTOKAIホールディングス<3167>子会社のTOKAIコミュニケーションズなどからの受託開発案件の寄与が見込まれるほか、インターネット広告代理事業においてFacebook広告などの「ソーシャルプロモーション」運用を積極的に展開しており、売上拡大を図る。
2014年7月期通期の業績予想は2013年9月に発表した計画のとおり、売上高が前期比11.5%増の39.00億円、営業利益が同97.3%増の2.70億円、経常利益が同93.3%増の2.60億円、純利益が同92.7%増の1.00億円を見込んでいる。
同社はモバイル端末向けのアプリケーションソフト開発やWebサイト構築を強みに、開発から保守・運用までワンストップで提供できる総合ITサービス会社。国内における活動領域の拡大と事業競争力の強化を図っている。
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