注目銘柄ダイジェスト(前場):ソフトバンク、三井不動産、菊池製作所など
[14/06/17]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
ソフトバンク<9984>:7518円(前日比-155円)
売り先行。アリババが1-3月期の決算を発表、増収率は前年同期の62%増から39%増に鈍化、営業利益率も前年同期比で低下しているもよう。高い増収率は続いているものの、モメンタムの低下が嫌気される形となり、米ヤフーなどは下げが目立つ展開となっている。同社にもネガティブな見方が先行へ。なお、今期の米国事業の営業損益を1000億円規模の黒字にする方針と伝わっているが、特に目立った好反応は見られていない。
三井不動産<8801>:3330円(同+94円)
買い優勢。前日に公募価格が決定、目先の安心感も強まる形となっているようだ。発行価格は3138円、前日の終値から3%安い水準となり、資金調達額は最大で3289億円になるもよう。ヘッジ売り需要の一巡など需給の改善を想定する動きに。また、ジェフリーズでは新規に「バイ」格付けで4200円目標、大手不動産のトップピックと位置づけているようだ。
コニカミノルタ<4902>:952円(同+76円)
急反発。JPモルガン(JPM)では投資判断を「ニュートラル」から「オーバーウェイト」に格上げしている。目標株価は1100円を据え置きへ。業績予想をIFRSベースでの予想に変更、今期営業利益は従来予想の680億円から800億円へ引き上げている。日本基準ベースの会社予想は620億円だが、IFRS移行に伴い100億円程度の押し上げ効果を見込んでいるもよう。
ディップ<2379>:2795円(同+174円)
年初来高値を更新。同社は前日に業績予想の上方修正を発表しており、評価材料につながっている。上半期営業利益は4.7億円から7.5億円に、通期では22.5億円から25.3億円に、それぞれ上方修正している。アルバイト求人サイト「バイトル」において、求人需要の高まりが継続していることなどが背景のようだ。前期も相次いで上方修正を発表、株価の大幅な水準訂正につながっていった。
静岡銀行<8355>:1057円(同+33円)
急反発。同社は前日に自己株式の取得を発表しており、目先の需給改善期待が高まる格好になっているようだ。発行済み株式数の1.59%に当たる1000万株を上限としており、取得期間は7月1日から7月29日まで。前回4月に実施した際は、上限2000万株を2ヶ月で取得した実績がある。
ユーグレナ<2931>:1325円(同+198円)
急伸。一部で25日に、いすゞ<7202>との共同プロジェクトについて発表会を開催すると伝わっており、思惑的な物色が強まっているようだ。詳細に関しては不明だが、ミドリムシを使ったバイオ燃料の開発などに関する内容となる可能性もあり、共同プロジェクトに対する期待感が先行する格好に。
菊池製作所<3444>:8140円(同-1160円)
売り先行。同社やサイバーダイン<7779>、ハーモニック<6324>など、ロボット関連が総じて軟調に推移している。成長戦略への期待などを背景に連日で賑わいを見せており、短期的な過熱感も意識される格好に。また、同社については本日決算発表が予定されているが、3月には前期の業績計画を大幅に下方修正しており、決算に対する警戒感も先行へ。
<KO>