アジュバン Research Memo(6):新中計では成長率が大きく加速へ
[14/06/20]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■中期経営計画
アジュバンコスメジャパン<4929>は2015年3月期から2017年3月期までの中期3ヶ年計画として、最終年度に売上高6,586百万円、営業利益・経常利益ともに1,664百万円、当期純利益943百万円を目指す。2014年3月期を起点とする3年間の年平均成長率は、売上高が12.9%、営業利益が18.4%、当期利益が18.2%となる。2011年3月期を起点とする2014年3月期まで3年間の年平均成長率は売上高が4.0%、営業利益が0.7%、当期利益が2.3%だったことと比較すると、成長率が大きく加速する計画であることが分かる。
この中計目標の達成に向けて、同社は以下の5つの戦略を打ち出している。
○既存顧客(代理店、A・C・Sサロン)支援体制の強化
○コンサルティング営業の強化
○業務用商品(カラー剤、パーマ剤)市場への進出
○サロン経営支援を目的とした「イノベーション・アカデミー」の設立
○アジア地域をメインとした海外展開
これら戦略はいずれも、一段の成長を目指すための的を射た内容だと言える。また、海外事業以外の国内での戦略は、それぞれが有機的に結びついた関係にあり、1つがうまく回れば全体に波及してポジティブ・スパイラルを創出できる有効な施策だと弊社では評価している。
また、現在の収益の中心である店販商品の売上高については、この中計期間中は年間3〜4%の伸びを見込んでいる。これは、営業人員数、代理店数、契約しているヘアサロンの稼働状況、商材の開発計画、マーケティングのテコ入れ策などを勘案して設定されたものだ。現状の営業力やヘアサロンの稼働状況などに照らすと、きわめて現実的だという印象を受ける一方、業務用カラー剤事業が計画通りに進展すれば、そこからのシナジー効果で3〜4%という現在の想定を上回る成長も十分期待できるとみられる。以下、同社が現在進めている取り組みについて具体的に見ていく。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川裕之)
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アジュバンコスメジャパン<4929>は2015年3月期から2017年3月期までの中期3ヶ年計画として、最終年度に売上高6,586百万円、営業利益・経常利益ともに1,664百万円、当期純利益943百万円を目指す。2014年3月期を起点とする3年間の年平均成長率は、売上高が12.9%、営業利益が18.4%、当期利益が18.2%となる。2011年3月期を起点とする2014年3月期まで3年間の年平均成長率は売上高が4.0%、営業利益が0.7%、当期利益が2.3%だったことと比較すると、成長率が大きく加速する計画であることが分かる。
この中計目標の達成に向けて、同社は以下の5つの戦略を打ち出している。
○既存顧客(代理店、A・C・Sサロン)支援体制の強化
○コンサルティング営業の強化
○業務用商品(カラー剤、パーマ剤)市場への進出
○サロン経営支援を目的とした「イノベーション・アカデミー」の設立
○アジア地域をメインとした海外展開
これら戦略はいずれも、一段の成長を目指すための的を射た内容だと言える。また、海外事業以外の国内での戦略は、それぞれが有機的に結びついた関係にあり、1つがうまく回れば全体に波及してポジティブ・スパイラルを創出できる有効な施策だと弊社では評価している。
また、現在の収益の中心である店販商品の売上高については、この中計期間中は年間3〜4%の伸びを見込んでいる。これは、営業人員数、代理店数、契約しているヘアサロンの稼働状況、商材の開発計画、マーケティングのテコ入れ策などを勘案して設定されたものだ。現状の営業力やヘアサロンの稼働状況などに照らすと、きわめて現実的だという印象を受ける一方、業務用カラー剤事業が計画通りに進展すれば、そこからのシナジー効果で3〜4%という現在の想定を上回る成長も十分期待できるとみられる。以下、同社が現在進めている取り組みについて具体的に見ていく。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川裕之)
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