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■中期経営計画

（4）販促コンサルのケイアートと新たに資本業務提携

アジュバンコスメジャパン<4929>は、美容室の顧客管理システムを手掛けるエクシードシステム株式会社に加えて、4月には株式会社ケイアートファクトリーとの資本業務提携を発表した。効率よく販路を確保し、収益を拡大させるために、業務提携は非常に有効な手法と言えよう。

同社は「サロンとともに栄える」べく、さまざまな形でサロンの経営支援を行っている。その中の1つの策が、エクシードシステムとの提携で行う「MAPシステム」による経営サポートだ。これはクラウド型のサービスで、顧客管理、売上・経費等の管理、経営分析などを一括で行えるシステムで、同社がサロンに実費で提供している。同社にとっては、MAPシステムを通じてサロンの経営を把握し、マーケティングデータとして活用することも可能となっているため、メリットのあるツールとなっている。

ケイアートファクトリーは美容室に特化した販売促進コンサルティング会社で、2,200店の直接契約サロンを抱える。同社はケイアートファクトリーから広告のノウハウを吸収すると同時に、代理店としての役割も期待している。また、同社は契約サロン6,400店に対してケイアートファクトリーを販売促進コンサルタントして推奨・紹介する。経営資源を相互に補完することで、互いの企業価値の向上を図る狙いがある。


（執筆：フィスコ客員アナリスト 浅川裕之）



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