ネットイヤーグループ Research Memo(1):オムニチャネル戦略が成長をけん引へ
[14/06/20]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
ネットイヤーグループ<3622>は、インターネット技術を活用したデジタルマーケティング支援事業を手掛ける。顧客は大企業向けが中心。子会社のトライバルメディアハウスはソーシャルメディアに関する分析・コンサルティング分野で業界トップクラス。2013年8月にはグループウェア「rakumo(ラクモ)」を手掛ける日本技芸を子会社化し業容を拡大中。
企業のデジタルマーケティング分野への投資拡大を背景に、同社の業績も好調に推移している。2014年3月期の連結業績は売上高が前期比22.9%増の5,352百万円、営業利益が同32.7%増の188百万円となり、売上高は4期連続増収、営業利益も一部不採算プロジェクトの発生で受注損失引当金を計上したほか、新規連結した日本技芸ののれん費用を含めたマイナス分をカバーして3期連続で2ケタ増益を達成した。
2015年3月期も市場環境は良好で、売上高は前期比10.2%増、営業利益は同11.3%増と好業績が続く見通しだ。ここ最近では顧客データの分析・活用も含めた形でのシステム開発案件が増加し、プロジェクトの規模も大型化する傾向にある。また、デジタルマーケティング手法の1つとして「オムニチャネル戦略」が脚光を浴びているが、「ユーザーエクスペリエンスデザイン」の設計・構築など、同社が強みにしてきたノウハウが活かされる分野であり、同社の成長をけん引する市場領域として注目される。実際、2014年度からスタートするセブン&アイ・ホールディングス<3382>の「オムニチャネル」構築プロジェクトでは、参画メンバーの1社に選定されており、業績面でのプラス効果が見込まれる。
■Check Point
・14/3期は4期連続増収と3期連続2ケタ経常増益を達成
・セブン&アイ案件への参画でビジネスチャンス拡大へ
・安定キャッシュが継続すれば業績連動型配当を導入も
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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企業のデジタルマーケティング分野への投資拡大を背景に、同社の業績も好調に推移している。2014年3月期の連結業績は売上高が前期比22.9%増の5,352百万円、営業利益が同32.7%増の188百万円となり、売上高は4期連続増収、営業利益も一部不採算プロジェクトの発生で受注損失引当金を計上したほか、新規連結した日本技芸ののれん費用を含めたマイナス分をカバーして3期連続で2ケタ増益を達成した。
2015年3月期も市場環境は良好で、売上高は前期比10.2%増、営業利益は同11.3%増と好業績が続く見通しだ。ここ最近では顧客データの分析・活用も含めた形でのシステム開発案件が増加し、プロジェクトの規模も大型化する傾向にある。また、デジタルマーケティング手法の1つとして「オムニチャネル戦略」が脚光を浴びているが、「ユーザーエクスペリエンスデザイン」の設計・構築など、同社が強みにしてきたノウハウが活かされる分野であり、同社の成長をけん引する市場領域として注目される。実際、2014年度からスタートするセブン&アイ・ホールディングス<3382>の「オムニチャネル」構築プロジェクトでは、参画メンバーの1社に選定されており、業績面でのプラス効果が見込まれる。
■Check Point
・14/3期は4期連続増収と3期連続2ケタ経常増益を達成
・セブン&アイ案件への参画でビジネスチャンス拡大へ
・安定キャッシュが継続すれば業績連動型配当を導入も
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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