タナベ経営 Research Memo(6):企業の「価値」「創造」「成長」のベストパートナーへ
[14/06/24]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■中期計画
タナベ経営<9644>では現在、新たな中期経営計画を策定中だが、当面の3ヶ年収益目標として、2017年3月期に売上高8,600百万円、経常利益800百万円を掲げている。すべての事業において売上高を拡大していく戦略となっている。
経営の基本方針は従来と変わらず、企業繁栄に奉仕するベストパートナーであり続けること。「100年先も1番に選ばれる会社‐ファーストコールカンパニー‐」を目指していく方針だ。そのための施策として、同社では3つの事業領域から顧客企業に対してアプローチを行い、企業の「価値」「創造」「成長」のベストパートナーとなることをミッションとしている。
コンサルティング事業では、顧客の「価値」を高めるための経営戦略面での支援サービスを展開していく。戦略ドメイン&マネジメント研究会のラインナップを拡充することで、経営協力の顧客数を拡大していく方針だ。また、中堅・中小企業でニーズが高まる事業承継問題に関しても、ワンストップで問題を解決する5つの戦略メソッドを提案することで、需要の取り込みを図る。
ネットワーク事業では、顧客企業や提携先企業における顧客「創造」支援サービスを強化していく。チャネル別にサービスメニューを拡充するとともに、今後はより一層、インターネットコンテンツサービスにも注力していく方針で、現在1万社強と伸び悩んでいる直接会員向けの活性化も進めていきたい考えだ。
SP事業では、顧客が「成長」するための販売促進支援サービスを強化する。プロモーションノウハウのブラッシュアップを図り、中堅企業から大企業まで幅広く総合的な販売促進支援サービスを行うことで、顧客数の拡大を図る。また、数百を超えるパートナー企業との連携強化を通じて仕入開発を強化していく。
同社は顧客層として、約800社のロイヤルカスタマーを頂点として、SP事業における直接法人顧客約3,600社、ネットワーク事業における直接会員約11,000社を抱えている。もちろん、各事業共通の顧客も存在するが、これら事業間の連携を強化することで、1顧客当たりの売上高を伸ばしていくことは可能とみられる。また、同社では中期的な目標としてロイヤルカスタマーで1,000社の大台乗せを目指しており、顧客数増加によって今後も収益拡大が続くものと予想される。
同社では高い安定性と収益性を重視した経営を行ってきたが、今後は成長性も重視する考えだ。成長を進めるに当たって、新たなサービスの開発、組織体制の刷新、経営システムの革新、プロフェッショナル人材の採用・育成強化に果敢に取り組んでいく。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤譲)
<NT>
タナベ経営<9644>では現在、新たな中期経営計画を策定中だが、当面の3ヶ年収益目標として、2017年3月期に売上高8,600百万円、経常利益800百万円を掲げている。すべての事業において売上高を拡大していく戦略となっている。
経営の基本方針は従来と変わらず、企業繁栄に奉仕するベストパートナーであり続けること。「100年先も1番に選ばれる会社‐ファーストコールカンパニー‐」を目指していく方針だ。そのための施策として、同社では3つの事業領域から顧客企業に対してアプローチを行い、企業の「価値」「創造」「成長」のベストパートナーとなることをミッションとしている。
コンサルティング事業では、顧客の「価値」を高めるための経営戦略面での支援サービスを展開していく。戦略ドメイン&マネジメント研究会のラインナップを拡充することで、経営協力の顧客数を拡大していく方針だ。また、中堅・中小企業でニーズが高まる事業承継問題に関しても、ワンストップで問題を解決する5つの戦略メソッドを提案することで、需要の取り込みを図る。
ネットワーク事業では、顧客企業や提携先企業における顧客「創造」支援サービスを強化していく。チャネル別にサービスメニューを拡充するとともに、今後はより一層、インターネットコンテンツサービスにも注力していく方針で、現在1万社強と伸び悩んでいる直接会員向けの活性化も進めていきたい考えだ。
SP事業では、顧客が「成長」するための販売促進支援サービスを強化する。プロモーションノウハウのブラッシュアップを図り、中堅企業から大企業まで幅広く総合的な販売促進支援サービスを行うことで、顧客数の拡大を図る。また、数百を超えるパートナー企業との連携強化を通じて仕入開発を強化していく。
同社は顧客層として、約800社のロイヤルカスタマーを頂点として、SP事業における直接法人顧客約3,600社、ネットワーク事業における直接会員約11,000社を抱えている。もちろん、各事業共通の顧客も存在するが、これら事業間の連携を強化することで、1顧客当たりの売上高を伸ばしていくことは可能とみられる。また、同社では中期的な目標としてロイヤルカスタマーで1,000社の大台乗せを目指しており、顧客数増加によって今後も収益拡大が続くものと予想される。
同社では高い安定性と収益性を重視した経営を行ってきたが、今後は成長性も重視する考えだ。成長を進めるに当たって、新たなサービスの開発、組織体制の刷新、経営システムの革新、プロフェッショナル人材の採用・育成強化に果敢に取り組んでいく。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤譲)
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