アイスタイル Research Memo(12):圧倒的なリーチ数を考慮すれば以前大きな成長余地
[14/08/28]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■成長戦略
(1)中期計画
アイスタイル<3660>は中期事業計画として、2016年6月期に連結売上高10,000百万円、営業利益で1,500百万円を掲げている。2015年6月期の業績予想からするとハードルが相当高くなった感があるが、同社ではまだ達成の可能性は十分あるとみているようだ。化粧品メーカーの広告宣伝費に関して、対象人口(化粧品人口)1人当たりに換算して計算すると、13,943円の広告費を支払っているのに対して、「@cosme」の訪問者1人当たりの収益では338円と、まだ全体の3%にも満たない水準であり、圧倒的なリーチ数などを考慮すれば成長余地が依然大きいとみているためだ。
一方で、前述したように国内メディア事業の売上成長が鈍化してきたという事実もある。このため、同社では現状の経営課題を抽出、分析し、課題解決に向けたアクションを今期より本格的に取り組んでいく方針で、再び成長拡大路線を目指していく考えだ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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