ラクオリア創薬 Research Memo(10):イオンチャネル創薬の技術は大手医薬品企業にとっても魅力
[14/08/29]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■共同研究の状況
(3)企業との共同研究
ラクオリア創薬<4579>の持つイオンチャネル創薬の技術は、大手医薬品企業にとっても魅力がある存在だ。現在は、イオンチャネル創薬に関連して、味の素製薬、旭化成ファーマの2社と共同研究契約を締結し、開発候補化合物の創出に向けて共同研究を行っている。また、インタープロテインとは特定の蛋白質間相互作用を標的とした開発候補化合物の共同研究を、カルナバイオサイエンス<4572>とは特定キナーゼを標的とした開発候補化合物創出の共同研究を行っている。米国のイーライ・リリー(Eli Lilly)社との共同研究契約は2014年6月で終了した。
一般に、共同研究は医薬品開発のごく初期のステージに当たるが、共同開発契約の段階で既にマイルストーンや製品が上市された場合のロイヤリティ収入についてまで言及されていることが多い。同社の共同研究契約もそうした内容となっており、今後、順調に開発候補化合物が創出できれば、前臨床試験、臨床試験と段階が進むに従ってマイルストーン収入が得られると期待される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
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