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ケネディクス---通期会社計画を上方修正、商業系・ヘルスケア系の新REIT上場も検討

注目トピックス 日本株
ケネディクス<4321>は、国内最大の独立系不動産アセットマネジメント会社。国内機関投資家や外資系投資家からの運用受託のほか、J-REITの運用など、不動産ファンドビジネスを幅広く手掛けている。様々な専門家やチームを擁しており、ファンド組成から出口まで、アセットマネジメントのワンストップ・サービスの提供を行っている。私募ファンドをはじめ、中規模オフィス、賃貸住宅、物流施設等を対象とした3つのJ-REITと、私募リート(大規模オフィスビルを中心)を運用しており、グループ全体の受託資産残高は、2013年12月末現在で1兆2000億円を超える。

足元の業績では、14年12月第2四半期決算は、営業収益が前年同期比79.1%増の144.88億円、営業利益が同42.0%増の47.65億円、経常利益が同47.1%の38.71億円、純利益が同134.3%増の49.04億円だった。既存の保有物件等の売却を進めて新たな資金を創出し、その資金を用いて収益性の高い新たな投資を行う方針を着実に実行するなどで、営業収益及び営業利益が大幅に伸びた。

14年12月期通期については、営業収益が前期比11.3%増の250.0億円、営業利益が同7.0%増の74.00億円、経常利益が12.8%増の55.00億円、純利益が101.5%増の40.00億円を見込んでいる。不動産市況の改善で物件の売却益が拡大するとともに、保有資産の入替えで資産の健全化をはかり、2月に発表した会社計画(営業収益210.0億円、営業利益52.0億円、経常利益41.0億円、純利益30.0億円)を上方修正した。また、中期経営計画の重要課題である配当の再開を、今期から1株当たり3円の予定で計画している。

なお、同時に商業施設を主な投資対象にしたREITの上場準備を進めていると発表。4月にも、ヘルスケア施設に特化した上場REITの運用のための資産運用会社を設立しており、新たな投資家層の開拓で、今後の継続的な受託資産残高の成長と新たなフィー収入の獲得を目指すとしている。



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