カイオム Research Memo(4):リブテックが保有する動物実験施設を活用
[14/09/19]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■会社概要
(3)子会社のリブテックについて
カイオム・バイオサイエンス<4583>は2013年12月に抗体医薬開発企業の(株)リブテックの株式を約90百万円で取得し、子会社化した(出資比率52.9%)。リブテックは、がん幹細胞に関する抗体医薬品の開発を行っており、現在2つの開発パイプラインを持っている。1つはヤクルト本社<2267>にがん治療用抗体の導出を行い(2011年)、現在共同研究を行っている。もう1つのリード抗体は、現在、製薬企業への導出活動を継続中となっている。自社に動物施設を保有しており、前臨床開発能力を持っているのが特徴となる。年間売上高としては100百万円前後で、利益ベースでは数千万円程度の損失となっている。
リブテックを子会社化した目的は、抗体医薬分野における前臨床段階での研究開発能力を持っていること、また、既に抗体の導出実績があり、そのノウハウを吸収できること、さらにリブテックの動物実験施設を使用できることにある。同社のADLib(R)システムによる抗体作製技術と、リブテックの持つノウハウを融合することで、がんや自己免疫疾患及び感染症等に対する新しい抗体医薬品の開発が促進されるものと期待される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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(3)子会社のリブテックについて
カイオム・バイオサイエンス<4583>は2013年12月に抗体医薬開発企業の(株)リブテックの株式を約90百万円で取得し、子会社化した(出資比率52.9%)。リブテックは、がん幹細胞に関する抗体医薬品の開発を行っており、現在2つの開発パイプラインを持っている。1つはヤクルト本社<2267>にがん治療用抗体の導出を行い(2011年)、現在共同研究を行っている。もう1つのリード抗体は、現在、製薬企業への導出活動を継続中となっている。自社に動物施設を保有しており、前臨床開発能力を持っているのが特徴となる。年間売上高としては100百万円前後で、利益ベースでは数千万円程度の損失となっている。
リブテックを子会社化した目的は、抗体医薬分野における前臨床段階での研究開発能力を持っていること、また、既に抗体の導出実績があり、そのノウハウを吸収できること、さらにリブテックの動物実験施設を使用できることにある。同社のADLib(R)システムによる抗体作製技術と、リブテックの持つノウハウを融合することで、がんや自己免疫疾患及び感染症等に対する新しい抗体医薬品の開発が促進されるものと期待される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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