ADワークス Research Memo(5):低金利下において財務レバレッジを効かせた事業拡大
[14/12/08]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■決算動向
(2)財務状況
エー・ディー・ワークス<3250>の2014年9月末の財務状況は表のとおりで、総資産残高は前期末比643百万円増の14,918百万円となった。主な増減要因は販売用収益不動産の増加(+1,095百万円)と現預金の減少(▲458百万円)となる。一方、負債は前期末比885百万円増の9,664百万円となった。収益不動産の取得を目的とした有利子負債の増加(+972百万円)が主因となっている。また、純資産が前期末比241百万円減の5,254百万円となったが、これは信託を用いた役員報酬制度による自己株式の取得(▲299百万円)が主因となっている。
主要経営指標を見ると、自己資本比率は株主資本の減少によって35.2%と前期末比の38.4%からやや低下し、また、有利子負債残高の増加によりD/Eレシオが160.9%に上昇するなど安全性指標は若干悪化したものの、低金利下において財務レバレッジを効かせた事業拡大を目指すなかで、想定どおりの推移となっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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