メディシス Research Memo(6):低金利下で財務レバレッジを効かせた事業拡大戦略を継続
[14/12/10]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 日本株
■財務状況
メディカルシステムネットワーク<4350>の2014年9月末の財務状況については表のとおりとなっている。総資産は前期末比で254百万円減少の42,859百万円となっており、主な増減要因を見ると、現預金が1,057百万円減少した一方で、土地が477百万円増加した。
一方、負債は前期末比416百万円減少の37,344百万円となった。流動負債が減少し、固定負債が増加しているが、これは主にTMSの借入金を短期から長期に振り替えた要因によるもので、その他の動きとしては買掛金が308百万円、未払法人税等が221百万円それぞれ減少した程度で大きな変動はなかった。また、純資産に関しては主に利益剰余金の増加によって前期末比162百万円増加の5,514百万円となった。
安全性を示す経営指標では自己資本比率が12.3%と若干改善しているが、引き続き有利子負債比率は高水準であり、低金利下において財務レバレッジを効かせた事業拡大戦略を推進していく経営方針に変わりない。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<FA>