注目銘柄ダイジェスト(前場):JT、西松屋チェーン、ダイヘンなど
[14/12/17]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
JT<2914>:3122円(前日比-232.5円)
大幅に6日続落。ロシア関連銘柄として、引き続きルーブル安の影響が警戒される状況となっている。ゴールドマン・サックス(GS)では投資判断を「買い」から「中立」に格下げ、ロシア事業は全社営業利益の20-25%を占めており、1%のルーブル変動は30億円弱の利益押し下げ要因になると指摘。前提を40→60ルーブル/USDに変更で、約1350億円の減額要因につながるとしているようだ。一方、配当利回りが株価の下支えにつながるとの見方などはあるようだ。
西松屋チェーン<7545>:1032円(同-54円)
大幅に3日続落。前日に第3四半期の決算を発表している。累計営業利益は48億円で前年同期比1.6%減益、8-10月期は微増益に転じる格好だが、通期計画は59.5億円で前期比11.7%増益見通しであり、下振れへの懸念なども強まる状況となっているようだ。既存店売上の低迷で、会社計画は4-5億円下振れたと想定されているもよう。
ダイヘン<6622>:580円(同+46円)
大幅続伸。先に東海東京の投資判断格上げが観測されていたが、本日はいちよしがレーティングを新規に「A」、フェアバリューを800円としていることが追加の買い材料に。柱上変圧器の更新需要など電力会社向け電力機器受注に回復感が出ているほか、溶接メカトロも自動車設備投資の好調持続に円安進行が追い風になると指摘しているようだ。今期営業利益は会社計画を10億円程度上回り、来期も3割近い増益を予想しているもよう。
マーベラス<7844>:1983円(同+134円)
大幅反発。新タイトルへの期待感から押し目買いが優勢の展開に。14日に配信を開始した「ディズニーの牧場ゲーム」マジックキャッスル ドリーム・アイランドが無料アプリランキングで順調に上昇しているが、昨日にかけては、短時間でのアクセス集中によるログイン障害の修正としてサーバー増強作業を行っており、あらためて高い人気度合いが意識される状況にも。
JACR<2124>:1672円(同+24円)
反発スタートも上値重い。11月度連結月次売上高を発表している。対前年月増減率が+38.5%と10月の+38.1%を若干上回るなど好調な月次動向が確認できたことで買いが向かっているもよう。ただ、切り下がる25日線に頭をおさえられていることから上げ幅をやや縮小へ。
ケアネット<2150>:915円(同+150円)
ストップ高。マクロミルと医療分野のリサーチ事業を統合した調査専門の合弁会社を設立と発表している。ケアネットが持つ医療分野での豊富な知見と専門知識を有する人材、良質な医師のリサーチパネルに、マクロミルが培ってきた医療分野の調査サービスにおける営業力とリサーチスキルを融合させることで、より高品質かつスピーディーなリサーチサービスの提供を目指すとのこと。足元、個人投資家を中心とした物色は活発だったこともあり再動意を試す展開となっている。
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