サン電子 Research Memo(2):情報通信分野でグローバル展開を図る
[14/12/17]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■事業概要
サン電子<6736>は、情報通信関連事業とエンターテインメント関連事業を2本柱とするIT機器メーカーである。情報通信関連事業では、海外子会社(セレブライト社)が展開する携帯電話向けのモバイルデータトランスファー機器を中心として、M2M(Machine to Machine)デジタル通信機器やゲームソフトも手掛ける。また、エンターテインメント関連事業では、パチンコ機メーカー向けの遊技台部品(制御基板、液晶基板等)やパチンコホール向けのホールシステムの製造、販売を手掛ける。
従来、パチンコ業界向けのエンターテインメント関連事業を軸としてきた同社だが、2007年に買収したセレブライト社が手掛けるモバイルデータソリューション事業が急成長している。今後、需要拡大の見込めるM2Mとともに、情報通信分野の成長市場でグローバル展開を図ることにより、成長を加速させる方針だ。
事業セグメントは、情報通信関連事業として「モバイルデータソリューション事業」と「その他の事業(M2M、ゲームコンテンツ)」、エンターテインメント関連事業として「遊技台部品事業」と「ホールシステム事業」の4つに分類される。うちモバイルデータソリューション事業と遊技台部品事業の業績貢献度が高い。また、情報通信関連事業とエンターテインメント関連事業の売上構成比率はおおむね45:55(2014年3月期実績)となっているが、今後は情報通信関連事業の比率を高めていく計画である。
連結子会社は8社(国内1社、海外7社)、持分法適用会社は1社。国内の連結子会社は、主に遊技台部品事業の製造を担うイードリーム(株)である。また、海外の連結子会社は7社あり、2007年に買収したセレブライト社(イスラエル)とその販売拠点として、米国、ドイツ、ブラジル、シンガポール、英国に現地法人が置かれており、また新規事業、M2Mのアメリカ展開に向けてSUNCORP USAがある。
各事業内容は以下のとおり。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)
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