カイオム・バイオサイエンス---抗セマフォリン3A抗体が制御性T細胞の増加を抑制
[14/12/24]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
カイオム・バイオサイエンス<4583>は、12日に開催された第43回日本免疫学会で、開発中の抗Semaphorin(セマフォリン) 3A抗体を用いた研究成果について発表した。
Semaphorin 3A(以下:Sema 3A)を、アレルギー性肺疾患の好酸球性多発血管炎性肉芽腫症(EGPA/CSS)の活動期及び寛解期の患者末梢血単核球と培養すると、免疫機能を制御する活性を持つTリンパ球の一種である制御性T細胞(以下:Treg.)の比率が増加することが報告された。また、同試験系において同社のADLib(R)システムで作製した抗Sema 3A抗体が、Sema 3AによるTreg.増加を抑制することが明らかになったことも発表された。
Semaphorin 3Aは、軸索伸長のガイダンス因子として知られるSemaphorin familyに属するたんぱく質。最近の研究では、アルツハイマー病や統合失調等の中枢性疾患の他、がん、免疫細胞、感染症などにも関連していることが報告されている。これにより、抗Sema 3A抗体には、がんやアルツハイマーなどが治療できる可能性があるとして注目されている。
カイオム・バイオサイエンスは、理化学研究所発の創薬基盤技術型バイオベンチャー。独自の創薬基盤技術であるADLib(R) システムを核とした、抗体医薬品の研究開発支援や研究開発等を行っている。
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Semaphorin 3A(以下:Sema 3A)を、アレルギー性肺疾患の好酸球性多発血管炎性肉芽腫症(EGPA/CSS)の活動期及び寛解期の患者末梢血単核球と培養すると、免疫機能を制御する活性を持つTリンパ球の一種である制御性T細胞(以下:Treg.)の比率が増加することが報告された。また、同試験系において同社のADLib(R)システムで作製した抗Sema 3A抗体が、Sema 3AによるTreg.増加を抑制することが明らかになったことも発表された。
Semaphorin 3Aは、軸索伸長のガイダンス因子として知られるSemaphorin familyに属するたんぱく質。最近の研究では、アルツハイマー病や統合失調等の中枢性疾患の他、がん、免疫細胞、感染症などにも関連していることが報告されている。これにより、抗Sema 3A抗体には、がんやアルツハイマーなどが治療できる可能性があるとして注目されている。
カイオム・バイオサイエンスは、理化学研究所発の創薬基盤技術型バイオベンチャー。独自の創薬基盤技術であるADLib(R) システムを核とした、抗体医薬品の研究開発支援や研究開発等を行っている。
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