ホットリンク Research Memo(7):Socialgist買収で有利子負債が増加、経営指標は問題ない水準
[14/12/26]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■財務状況とリスク要因、株主還元策について
(1)財務状況
ホットリンク<3680>の2014年9月末の財務状況は表のとおりで、総資産は前期末比で660百万円増加の2,128百万円となった。主な増加要因は、短期借入金の実行により現預金が728百万円増加したことによるもので、減少要因としてはのれんの償却43百万円が挙げられる。
一方、負債は前期末比612百万円増加の810百万円となった。主な増加要因は、Socialgist買収のための資金として、短期借入金700百万円を調達したことが挙げられる。また、純資産は四半期純利益40百万円の計上により、前期末比48百万円増加の1,317百万円となった。
主要な経営指標を見ると、流動比率は223.7%、自己資本比率は61.9%といずれも問題のない水準と言える。今後Socialgistの買収によって、有利子負債が増加して一時的に財務体質が悪化する可能性はあるが、2015年12月期以降の収益成長とともに、改善傾向が進むものと予想される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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