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Jストリーム---第3四半期は営業利益63.4%増、アプリケーション等の開発で積極投資を継続

注目トピックス 日本株
Jストリーム<4308>は、動画配信に関する総合的なサービスを提供する企業。1997年にトランス・コスモス<9715>、国際電信電話(現:KDDI<9433>)、NTTPCコミュニケーションズ、米国プログレッシブネットワークス(現:リアルネットワークス)の4社により、日本初のインターネット放送(ストリーミング)専用インフラ提供会社として設立される。独自の回線やインフラの整備に加え、ブロードバンド接続事業者、国内主要ISP、データセンターなどと協力関係を結び、各種の動画配信フォーマットをサポート。回線環境や接続端末、配信方式にとらわれない大規模ストリーミングインフラの整備を進めてきた。現在では、国内随一の配信実績と高度な運用技術を生かし、ウェブサイト制作などを含め企画から制作まで総合的な動画サービスを提供する。

足元の業績では、2015年3月期の第3四半期(14年4-12月)決算は、売上高は前年同期比10.4%増の36.02億円、営業利益が同63.4%増の2.73億円、経常利益が同50.9%増の2.77億円、四半期純利益が同1.5%減の2.34億円だった。医薬系の業界を中心とした情報提供のためのライブ配信や、関連コンテンツ制作等の案件が堅調に推移したほか、スマートフォンでの有料動画配信に関する開発や運用業務の継続受注などで、売上高が増加した。純利益については、前期特別利益計上からの反動となる。

15年3月期の通期予想については、売上高が前期比3.2%減の47.00億円、営業利益が同7.2%減の2.60億円、経常利益が同13.8%減の2.80億円、純利益が同35.1%減の2.30億円の見通しで、期初予想を据え置いている。引き続き新規契約の拡大や主力商品の拡販に注力し、来期を見据えた市場調査等も実施する。また、制作系サービスの強化、特にエンジニア採用に注力した人員採用にも注力する。

なお、14年12月には、クローズドな動画共有・配信を可能にするアプリ「Equipmedia動画共有ライブラリ for Salesforce」をリリース。世界最大のクラウド型 CRM(顧客管理)ソフトウェアのSalesforceを利用する企業が同アプリをインストールすると、動画のアップロード、動画コンテンツ一覧、グループでの共有、動画のストリーミング再生といった機能がSalesforce上で利用可能となるもの。同社は引き続き、Equipmediaの関連ソフトウェアの開発を更に進める方針で、積極的な投資も計画している。



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