システム ディ Research Memo(8):順調なウェルネスや文書管理、新マーケット開拓で更なる成長へ
[15/02/12]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■2014年10月期決算と各事業部門の状況
(2)ウェルネスソリューション事業
ウェルネスソリューションの2014年10月末の累計導入数は643施設で1年前から47施設増加した。この事業部門も順調に推移していると言えよう。この事業では民間フィットネスクラブ向け会員管理システム「Hello」シリーズが中心製品となっている。ウェルネスソリューションではクラウド化が先行しており、主力製品の「Hello」においてはすでに50%以上がクラウドでの提供となっている。
ウェルネスソリューションで最も注目される動きは、前述した「B to B to C」サービスである「ウェルディ・クラウド」のローンチだ(サービス開始予定は2015年4月1日)。システムディ<3804>はこのサービスの位置付けを「アンチエイジングサービス」として、フィットネスクラブだけでなく、より強く健康維持や介護予防を意識してマーケティングしていく方針だ。フィットネスクラブ向けの業務支援システムの成長性にはすでに頭打ち感が出ているのも否定できない状況であったが、「ウェルディ・クラウド」によって公共の健康・福祉施設や医療関連施設などの新しい市場を開拓できる可能性が出てきており、2015年10月期の販売動向に注目したい。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
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