ナック---子会社で展開する個人向け化粧品販売などは好調も、住宅事業が低迷
[15/02/17]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
ナック<9788>は9日、2015年3月期の第3四半期(14年4-9月)決算を発表。売上高は前年同期比2.4%減の618.42億円、営業利益が同87.6%減の3.72億円、経常利益が同88.0%減の3.62億円、純損失は0.68億円(前年同期は16.33億円の黒字)だった。太陽光発電システムを中心とした建築資材の販売や、第2四半期に子会社化したJIMOSで展開する個人向け化粧品販売などは好調だったが、消費増税に伴う駆け込み需要の反動減が住宅事業で大きく、減収減益となった。
15年3月期の通期予想については、売上高が前期比6.1%減の860.00億円、営業利益が同59.3%減の19.00億円、経常利益が同59.7%減の19.00億円、純利益が同76.7%減の6.50億円の見通しと、今期2度目の下方修正を行った。主に住宅事業で消費増税に伴う駆け込み需要の反動減の影響が想定以上に長期化したことから売上高が予想を下回り、これに伴い営業利益、経常利益、当期純利益のいずれも前回予想を下回る見込みとなった。
また、併せて配当予想についても修正を発表。従来予想では、期末配当額は1株当たり20円を予定していたが、通期業績予想の修正に伴い、配当方針の「連結純資産配当率4%」を基準に、1株当たり18円に修正する。年間配当は38円となる予定。
なお、15年3月期末の株主優待についても内容を変更する。100株以上保有の株主に前期は子会社JIMOSの主力ブランド「マキアレイベル」の商品を優待にしていたが、今期は「マキアレイベル」と並ぶ人気ブランド、自然素材由来の成分を主とする「Coyori」の商品に変更する。JIMOSが展開する化粧品ブランドをより多くの方に知ってもらうために、優待内容の変更を決定した。
ナックは、「ダスキン事業」、「クリクラ(宅配水)事業」を中心に、「建築コンサルティング事業」、「住宅事業」まで多角的に事業を展開する総合企業。ダスキン代理店では最大手。クリクラでは加盟店本部として全国展開しており、宅配水売上高シェアNO.1※を誇る。13年には通販事業会社を買収するなど、事業領域をさらに拡大させている。景気に左右されにくいレンタル事業や宅配水事業で堅実な収益基盤を形成した上で、新規自業を展開。08年に全国展開を準備した住宅事業がここ数年の成長事業となっている。
※2011〜2013年度 宅配水市場販売金額ベース 株式会社矢野経済研究所調べ 2014年12月現在
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15年3月期の通期予想については、売上高が前期比6.1%減の860.00億円、営業利益が同59.3%減の19.00億円、経常利益が同59.7%減の19.00億円、純利益が同76.7%減の6.50億円の見通しと、今期2度目の下方修正を行った。主に住宅事業で消費増税に伴う駆け込み需要の反動減の影響が想定以上に長期化したことから売上高が予想を下回り、これに伴い営業利益、経常利益、当期純利益のいずれも前回予想を下回る見込みとなった。
また、併せて配当予想についても修正を発表。従来予想では、期末配当額は1株当たり20円を予定していたが、通期業績予想の修正に伴い、配当方針の「連結純資産配当率4%」を基準に、1株当たり18円に修正する。年間配当は38円となる予定。
なお、15年3月期末の株主優待についても内容を変更する。100株以上保有の株主に前期は子会社JIMOSの主力ブランド「マキアレイベル」の商品を優待にしていたが、今期は「マキアレイベル」と並ぶ人気ブランド、自然素材由来の成分を主とする「Coyori」の商品に変更する。JIMOSが展開する化粧品ブランドをより多くの方に知ってもらうために、優待内容の変更を決定した。
ナックは、「ダスキン事業」、「クリクラ(宅配水)事業」を中心に、「建築コンサルティング事業」、「住宅事業」まで多角的に事業を展開する総合企業。ダスキン代理店では最大手。クリクラでは加盟店本部として全国展開しており、宅配水売上高シェアNO.1※を誇る。13年には通販事業会社を買収するなど、事業領域をさらに拡大させている。景気に左右されにくいレンタル事業や宅配水事業で堅実な収益基盤を形成した上で、新規自業を展開。08年に全国展開を準備した住宅事業がここ数年の成長事業となっている。
※2011〜2013年度 宅配水市場販売金額ベース 株式会社矢野経済研究所調べ 2014年12月現在
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