インテリックス Research Memo(3):優良物件の迅速な仕入と高品質で短工期の独自工法に特長
[15/02/24]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■事業概要
(2)同社の強み
インテリックス<8940>の強みとしては、第1に、採算が見込める優良物件を迅速に仕入れる体制を構築していることが挙げられる。同社は、毎月1,200〜1,300件ペースで不動産仲介会社から供給される売却物件情報に関して、1〜2日で担当者が現場の状況を確認し、最終的な仕入れの判断を行っている。通常、大手不動産会社であれば1週間程度の時間がかかると言われている。同じタイミングで売却物件情報が入手したとしても、同社の迅速な意思決定により、同業他社よりも優良物件を仕入れる可能性が高くなる。
また第2に、独自開発したGood-Infill工法も同社の強みとして挙げられる。Good-Infill工法とは、工場で事前に加工した木質パネルを施工現場で組み立てる工法で、施工が簡単で熟練工でなくても短期間でほぼ均一な品質で仕上げることが可能になるといったメリットがある。また、同工法ではネジや釘を極力使わないため、騒音や振動が発生しにくく、近隣住戸にも配慮した工法でもある。施工期間としては、60平方メートルの広さで一般的には2〜3週間かかる大工作業を、Good-Infill工法では5日間程度で完了させることができ、大幅な施工期間の短縮を実現している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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