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ヒマラヤ Research Memo(1):東京オリンピックの開催に向け今後出店ペースを加速

注目トピックス 日本株

ヒマラヤ<7514>は、一般スポーツ、ゴルフ用品の小売チェーンで業界3位。関東以西の中小規模商圏をターゲットに出店を拡大中。首都圏で展開する子会社の(株)ビーアンドディー(以下B&D)も、東京オリンピックの開催に向けて今後、出店ペースを加速していく計画で、グループ店舗数は2014年11月末の150店舗から2017年8月末には187店舗まで拡大する。

2015年8月期第1四半期(2014年9月-11月)の連結業績は、売上高が前年同期比3.3%増の15,200百万円、経常損失が228百万円(前年同期は308百万円の損失)となった。天候不順などの影響で売上高はやや会社計画を下回ったものの、利益ベースではほぼ計画どおりの進捗となった。今期より季節性の高い衣料系商材を中心に仕入・在庫の適正化を進めた効果で、売上総利益率が想定以上に改善したことが主因だ。

12月以降も既存店舗の販売状況は前年を下回る水準が続いており、第2四半期累計業績においても売上高は会社計画を下回る可能性が高いが、利益ベースでは計画線で推移するとみられる。また、通期業績は利益率の高いPB商品の売上拡大や、店舗での接客力強化を推進するなど売上拡大に向けた取り組みを強化していくことで、会社計画(売上高が前期比6.7%増の73,700百万円、経常利益が同10.9%増の2,455百万円)の達成を目指していく。

健康志向の高まりや東京オリンピック・パラリンピック開催が決まったことで、今後もスポーツ用品市場は堅調な推移が見込まれる。一方で、同市場は大企業の寡占化が進行中で、同社においても積極的な出店を進めていくことで、中期計画の最終年度となる2017年8月期には、連結売上高86,000百万円、経常利益3,400百万円の達成を目指していく方針だ。

■Check Point
・1Qは新規出店効果で増収、仕入・在庫コントロールで総利益が改善
・1Qはヒマラヤ5店舗を新規出店、奈良県・香川県へ初進出
・営業利益率は初めて大手2社を上回る見通し

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)



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