エイアンドティー Research Memo(2):血液検査に必要なあらゆる製品を開発・製造販売
[15/03/19]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■2014年12月期決算
エイアンドティー<6722>は、血液検査に必要なあらゆる製品を開発・製造販売している。そのため、単一のセグメントとなっているが、商品は以下の4つの系列に分かれている。(1)「臨床検査機器システム」。これは血液検査を行う「検体検査装置」、検査で得られたデータをまとめ、管理し、分析しやすくするITシステム「臨床検査情報システム」、検査で使う複数の装置をベルトラインでつなげ、自動的に検査作業を行う「検体検査自動化システム」を一括りにした系列となる。(2)検査の際に使用する「臨床検査試薬」。(3)センサーや電極など検査装置の「消耗品」。(4)最後は「その他」。様々な機器を組み合わせてシステム化した場合に、他社製品を組み込むことがあるが、「その他」はその場合の他社製品の売上分となる。なお、検体検査機器、試薬、消耗品は創業当時からのビジネスであり、臨床検査情報システムと検定検査自動化システムは新規事業として後に事業化された。同社の事業を理解するために、以後はこれら製品系列別に分析を行う。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柄澤 邦光)
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