Eストアー Research Memo(5):蓄積されたノウハウと真のワンストップ・サービスが同社の強み
[15/05/27]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■専門店型EC企業を対象とした新サービス
(4)Eストアーの強み
Eストアー<4304>は「ECクリニック」と「EC本店代行」に2つのサービスで新しいEC支援事業を展開しているが、同社の強みを改めて整理した。
(A)専門店に特化した16年間にわたるノウハウの蓄積
同社は1999年の創業以来、専門店型ECサイトに対して支援事業を行ってきた。専門店には専門店なりの売り方、サイトの作り方があるということだ。モール型の場合にはモール自体が有する集客力があるため、それを活かすことが可能だ。しかし、多数に埋没するリスクや価格競争に陥るリスクも同時に抱えている。一方、専門店型(自社サイト)の場合には独自の集客の努力が必要で、まずそこにノウハウが必要となる。一方、特徴ある店づくり(サイト作り)ができれば自社のブランドを確立し、リピート客や口コミ客等の育成も可能になってくる。
同社は例えば、集客において、リスティング広告やアフィリエイト広告など多様な集客方法を、どこにどういうタイミングでどう使い分けて打つか、というようなノウハウを蓄積してきた。扱う商材ごとにそうしたノウハウが違ってくるという側面もあるが、それへの対応も進みつつある状況だ。
(B)真のワンストップ・サービスの提供
もう1つの強みは、調査・分析から集客、サイト制作、顧客管理、受注処理、商品登録などネットショップに関する業務をワンストップで提供できることだ。ワンストップ・サービスを掲げる企業は数多いが、解決策を自社の得意領域に落とし込んでしまって、最適なソリューションを提供できていないケースが多いようだ。例えば広告企業であれば問題の解決策をすべて広告に落とし込み、サイト制作企業であればサイトの修正に解決を求める、ということだ。同社は設立当初から「EC支援」がDNAであって、広告やサイト制作などの業務はEC支援という目的実現の手段に過ぎないため、分析に基づいた最適な提案を行っているということだ。
真のワンストップ・サービスが提供できる場合、ECのプロセスを切り分けて別々の会社に改善を委ねる場合と比べて、効率の良い改善が図れるということは想像に難くないであろう。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
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(4)Eストアーの強み
Eストアー<4304>は「ECクリニック」と「EC本店代行」に2つのサービスで新しいEC支援事業を展開しているが、同社の強みを改めて整理した。
(A)専門店に特化した16年間にわたるノウハウの蓄積
同社は1999年の創業以来、専門店型ECサイトに対して支援事業を行ってきた。専門店には専門店なりの売り方、サイトの作り方があるということだ。モール型の場合にはモール自体が有する集客力があるため、それを活かすことが可能だ。しかし、多数に埋没するリスクや価格競争に陥るリスクも同時に抱えている。一方、専門店型(自社サイト)の場合には独自の集客の努力が必要で、まずそこにノウハウが必要となる。一方、特徴ある店づくり(サイト作り)ができれば自社のブランドを確立し、リピート客や口コミ客等の育成も可能になってくる。
同社は例えば、集客において、リスティング広告やアフィリエイト広告など多様な集客方法を、どこにどういうタイミングでどう使い分けて打つか、というようなノウハウを蓄積してきた。扱う商材ごとにそうしたノウハウが違ってくるという側面もあるが、それへの対応も進みつつある状況だ。
(B)真のワンストップ・サービスの提供
もう1つの強みは、調査・分析から集客、サイト制作、顧客管理、受注処理、商品登録などネットショップに関する業務をワンストップで提供できることだ。ワンストップ・サービスを掲げる企業は数多いが、解決策を自社の得意領域に落とし込んでしまって、最適なソリューションを提供できていないケースが多いようだ。例えば広告企業であれば問題の解決策をすべて広告に落とし込み、サイト制作企業であればサイトの修正に解決を求める、ということだ。同社は設立当初から「EC支援」がDNAであって、広告やサイト制作などの業務はEC支援という目的実現の手段に過ぎないため、分析に基づいた最適な提案を行っているということだ。
真のワンストップ・サービスが提供できる場合、ECのプロセスを切り分けて別々の会社に改善を委ねる場合と比べて、効率の良い改善が図れるということは想像に難くないであろう。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
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