注目銘柄ダイジェスト(前場):みずほFG、ボルテージ、3Dマトリックなど
[15/05/28]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
みずほFG<8411>:270.1円(前日比+14.1円)
活況。商いも一段と増加する格好になっている。海外投資家と見られる大口買いが相次いで観測されているようだ。メガバンクは一斉高だが、足元では、政策保有株の売却が進めば、売却資金での自社株買いが進むといった思惑が強まる状況のようだ。クレディ・スイスでは、政策保有株式/Tier1比率の25%以下という目標の今期中達成に強い決意が示されていることなどから、今後の政策保有株式売却が加速する可能性を評価としている。
昭和電工<4004>:179円(前日比+9円)
大幅高で年初来高値を更新。阪大発VBと、ウエアラブル機器用タッチパネル向けの新素材「銀ナノワイヤ」を量産すると報じられている。銀ナノワイヤを使えばパネルの曲面加工などが容易となるもようであり、今後の市場拡大が期待されるウエアラブル端末向けに需要の広がりが期待できるとの思惑が先行する格好に。
ボルテージ<3639>:1844円(前日比+206円)
急伸で上昇率トップ。前日の引け後、LINE GAME向けアプリの配信開始を発表、期待材料につながっている。恋愛ドラマアプリ「LINE 悪魔と恋する10日間 Heavens Kiss」を今夏より配信開始と発表、前日から事前登録を開始しているもよう。直近では、人気ドラマのアプリ配信開始発表で急伸していたが、相次ぐ期待タイトルの投入による業容拡大期待は一段と高まる格好に。
メガチップス<6875>:1573円(前日比+145円)
急伸。みずほ証券では投資判断を「中立」から「買い」に格上げ、目標株価も1470円から2200円に引き上げている。ここ数年のM&Aによって、国内顧客を中心としたゲーム機やDSC向け顧客専用LSOメーカーから、グローバル顧客を中心としたモバイル機器やIoT向けASSPメーカーへ大きく変わる可能性が出てきたと期待しているようだ。のれん代償却前PER水準などからは株価も割安と指摘。
PATH<3840>:368円(前日比+80円)
大幅反発。Oak<3113>を割当先として新株予約権を発行すると発表している。当該発行による潜在株式数は5244800株、行使価額は286円。調達する資金の差引手取概算額は約14.9億円で、TVショッピング、eコマース、ダイレクトマーケティングなど通信販売事業への投資資金や、ライフスタイル商材、化粧品、美容健康食品の企画開発事業における投資・運転資金などに充当される。
ヒューマンウェ<3224>:3640円(前日比+385円)
一時ストップ高。株主優待制度を新設したと発表しており、好感した買いが先行している。毎年9月末、3月末日を権利確定日として、100株以上保有する株主に同社直営店舗で使用できるオイスター・ピース・クラブ(OPC)1500ポイント(1500円分)またはポイント相当額の牡蠣商品を贈呈する(所有株式数により段階的にポイント増加)。その他、3年以上継続して1000株以上保有する株主には、株主向けに生産した牡蠣を贈呈するという。
3Dマトリック<7777>:1773円(前日比+77円)
続伸。欧州での販売拡大に向けた営業拠点として、オランダに子会社「3-D Matrix EMEA」を設立すると発表している。同社の100%出資で7月に設立する予定。3-D Matrix EMEAは、同社が開発を進める自己組織化ペプチド技術を用いた吸収性局所止血材や歯槽骨再建材等の医療製品事業を欧州で展開するため、主にマーケティング・販売を担う営業拠点となる。
トランスG<2342>:489円(前日比+7円)
反発。医化学創薬と「抗体医薬シーズの開発」に関して共同研究開発契約を締結すると発表している。医化学創薬が有する乳がん及び膵臓がんに対する抗体医薬シーズに関して、同社と共同でリード抗体(臨床試験に適う抗体)の開発を行い、製薬企業へのライセンスアウトを目指すとしている。医化学創薬は北海道大学との共同研究を通じて、治療標的として有望な創薬シーズの開発を行っているという。
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