トライステージ Research Memo(6):新たにROEの目標数値を掲げるなど積極的な施策を発表
[15/05/29]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■中期計画
(3)財務戦略
トライステージ<2178>は財務戦略に関しても今回初めて、ROEの目標数値を掲げるなど積極的な施策を発表している。今後3年間で約100億円の投資を実施していくに当たって、借入金など他人資本を活用しながら資本効率を高めていくとしている。2015年2月期の自己資本比率は69.1%、有利子負債比率は7.1%と財務の健全性は高く、他人資本の調達余力は大きい。今後も財務の健全性を維持していくことを前提に、財務レバレッジを効かせた経営を推進し、のれん前ROEでは前期の7.3%から2018年2月期には10.0%の水準を目指していく。
また、総資産回転率(売上高÷総資産)や売上高利益率の向上も目指していく。総資産回転率に関しては、各事業の施策実行による売上拡大に加えて、売上債権等の早期回収による運転資本の圧縮・適正化、M&Aや新規領域への事業拡大等による資産の有効活用を推進していくことで引き上げていく。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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