トライステージ Research Memo(9):配当性向100%水準となる株主配当を実施していく方針
[15/05/29]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 日本株
■株主還元策
トライステージ<2178>は株主還元策に関しても従来の安定配当方針を変更し、2018年2月期まで配当性向で100%水準となる株主配当を実施していく方針を示した。配当性向100%を行うための十分な内部留保があることに加えて、今後3年間での収益拡大に対する自信の表れを見せた格好となる。2015年2月期の配当に関しても、同様の方針のもと、期初に予定していた20円から71円(配当性向99.3%)へと大幅増配を発表している。2016年2月期に関しては予想EPSが64.2円のため、64円前後の配当が見込まれるが、業績の動向によって増減する可能性がある。
一方、株主優待制度ではQUOカードの進呈を年2回(2月末、8月末株主)行っている。100株以上500株未満の株主に対しては1,000円相当のQUOカードを年2回、また、500株以上保有の株主に対しては、5,000円相当のQUOカードを年2回進呈する。このため、配当金とQUOカードを合わせた単元当たりの総投資利回りは、現在の株価水準(5月1日1,611円)で見ると5%台の水準となり、魅力的な水準と言えよう。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<FA>