アパマンショップ Research Memo(5):15年9月通期は増収、2ケタ営業増益・経常増益の見通し
[15/07/01]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■今後の見通し
(1)2015年9月期業績見通し
アパマンショップホールディングス<8889>の2015年9月期の業績は売上高が前期比5.6%増の38,700百万円、営業利益が同13.8%増の2,400百万円、経常利益が同25.1%増の1,800百万円と期初計画を据え置き、当期純利益のみ繰延税金資産の取崩しを理由に1,000百万円の損失を見込んでいる。
Web掲載物件情報の品質向上・厳格化が業績に直接的な影響を与えたのは、前第3四半期以降からであり、関連費用だけでみても今下期は前下期と比較して350百万円程度の費用減が見込まれている。このため今期業績は、斡旋事業やPM事業で伸び悩みが続いている売上高が第3四半期以降、再び拡大していくかどうかにかかっていると言える。
売上高の動向をみるうえで先行指標となるのが、Web掲載物件数となる。2014年7月までは物件の情報更新作業を行うため、掲載物件数の縮小傾向が続いていたが、2014年8月以降は前年同月比でプラスに転じ、4月には14.5%増と回復傾向が鮮明となっている。ピーク時には139万戸(2012年12月)の掲載物件数があったことから、当面は拡大基調が続くことが予想される。このため今後は反響数の増加とともに、斡旋件数並びに関連サービス業務収入が増加し、売上高は拡大に転じていくことが予想される。
また、新規出店についても第3四半期以降は積極化していく方針だ。通期計画では前期末比72店舗増となる1,204店舗を見込んでいたが、3月末時点では1,140店舗にとどまっていた。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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(1)2015年9月期業績見通し
アパマンショップホールディングス<8889>の2015年9月期の業績は売上高が前期比5.6%増の38,700百万円、営業利益が同13.8%増の2,400百万円、経常利益が同25.1%増の1,800百万円と期初計画を据え置き、当期純利益のみ繰延税金資産の取崩しを理由に1,000百万円の損失を見込んでいる。
Web掲載物件情報の品質向上・厳格化が業績に直接的な影響を与えたのは、前第3四半期以降からであり、関連費用だけでみても今下期は前下期と比較して350百万円程度の費用減が見込まれている。このため今期業績は、斡旋事業やPM事業で伸び悩みが続いている売上高が第3四半期以降、再び拡大していくかどうかにかかっていると言える。
売上高の動向をみるうえで先行指標となるのが、Web掲載物件数となる。2014年7月までは物件の情報更新作業を行うため、掲載物件数の縮小傾向が続いていたが、2014年8月以降は前年同月比でプラスに転じ、4月には14.5%増と回復傾向が鮮明となっている。ピーク時には139万戸(2012年12月)の掲載物件数があったことから、当面は拡大基調が続くことが予想される。このため今後は反響数の増加とともに、斡旋件数並びに関連サービス業務収入が増加し、売上高は拡大に転じていくことが予想される。
また、新規出店についても第3四半期以降は積極化していく方針だ。通期計画では前期末比72店舗増となる1,204店舗を見込んでいたが、3月末時点では1,140店舗にとどまっていた。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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