SDエンターテイメント---「フェーズ2」の段階へ移行、通期では実質2ケタ増収増益見通しへ
[15/08/13]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
SDエンターテイメント<4650>は12日、2016年3月期第1四半期(15年4-6月期)の決算を発表。売上高は17.11億円、営業利益は0.02億円、経常損益は0.31億円の赤字、四半期純損益は0.65億円の赤字となった。当四半期から連結決算を開始したことで、前年同期との比較はない。
GAME事業部においては、5月に「ディノスパーク南福島店」を新規出店したほか、ビデオゲームの「鉄拳7」、「Wonderland Wars」などがヒットした。フィットネス事業部においては、法人契約が増加したほか、オリジナル物販商品のラインナップ拡大や新燃焼系サプリ等の販売強化を推進。また、準備を進めてきた新有料プログラムFIVEの導入は7月1日から既存の国立店内で実験導入を開始している。
2016年3月期通期業績は、売上高が88.00億円で前期単独比19.5%増、営業利益が4.60億円で同42.9%増、経常利益が3.20億円で同79.8%増、当期純利益が2.80億円で同1.8%減と予想。従来予想は据え置いている。
2015年3月期までのコスト削減・体質改善を中心とする「フェーズ1」から、2016年3月期は売上拡大・成長を主眼とする施策を推進する「フェーズ2」へと移行している。再来場促進を狙いとしたスマホ用「ディノスアプリ」を最大限に活用するなど顧客基盤強化施策を実施したほか、ポイントカード会員システムを一新し、従来できていなかったCRMの強化推進を進めていく方針。また、健康コーポレーション<2928>からエムシーツー株式会社の株式を譲受したことに伴い、業容の拡大、ならびに既存事業との連携及び効率化も図っていく計画。
また、同時に、後発事象として、株式取得による会社の買収を発表した。平成27年7月1日、介護事業及び通信事業を営む株式会社フォーユーを取得することで、業容の拡大、ならびに既存事業との連携及び効率化を図る。 代表取締役の松平雄一氏は、理学療法士の資格を取得し、現在介護事業の改革に着手中であり、そのノウハウの蓄積は、当社グループ内で現在営む介護事業にも好影響を与えるとともに、今後の介護事業の拡大に期待できるとしている。取得価額は60百万円。取得資金は第2回新株予約権の行使による増資資金により充当した。
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