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イージェイHD Research Memo(5):15年5月期の売上高は堅調、3期連続過去最高を更新

注目トピックス 日本株
■決算動向

(1) 2015年5月期業績概要

E・Jホールディングス<2153>の2015年5月期の連結業績は売上高が前期比2.7%増の22,747百万円、営業利益が同20.3%減の1,548百万円、経常利益が同17.9%減の1,630百万円、当期純利益が同17.9%減の1,398百万円と増収減益決算となった。ただ、期初会社計画比では売上高、利益ともやや上回る格好で着地している。

売上高に関しては、東日本大震災に関する復興需要や多発する自然災害に対する防災・減災対策、老朽化インフラ施設の調査・点検などの需要が堅調に推移したことで、3期連続で過去最高売上を更新した。

一方、営業利益は4期ぶりの減益となったが、これは2014年5月期の利益水準が高かった反動によるものとなっている。原価率が前期比で1.7ポイント上昇し、売上総利益が減少したことが減益の主因となっているが、これは2014年5月期が消費増税の実施により、追加の業務発注が入ったこと、前期からの繰越案件などが多かったことで、原価率が例年よりも低水準にとどまったことが要因となっている。ちなみに、2013年5月期の原価率は72.7%であり、2年前の水準と比較すると改善が進んでいる。

また、販管費は人件費の増加を主因に前期比3.9%の増加となった。なお、経常利益と当期純利益の差が小さいのは、繰越欠損金や繰延税金資産の計上等の影響で実効税率が低くなっていることによる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)



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