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ワールドHD Research Memo(1):第2四半期累計の連結業績は、大幅増収増益で着地

注目トピックス 日本株
ワールドホールディングス<2429>は、「人材・教育ビジネス」「不動産ビジネス」「情報通信ビジネス」の3つの事業を柱とする持ち株会社。製造派遣・請負では業界トップクラス。不動産事業ではマンションデベロッパーから総合不動産事業へと業容を拡大している。

2015年12月期第2四半期累計の連結業績は、売上高が前年同期比55.4%増の52,866百万円、営業利益が同145.8%増の4,484百万円と大幅増収増益となった。ファクトリー事業を中心とした人材・教育ビジネスと不動産ビジネスが好調に推移したことが要因だ。

2015年12月期通期の売上高は前期比27.5%増の87,752百万円、営業利益は同25.4%増の4,700百万円を見込んでいる。下期に収益が落ち込む格好となるが、これは不動産ビジネスにおいて上期に分譲マンションの販売が集中した反動によるものだ。ただ、不動産ビジネスでは2014年12月にリノベーション事業を展開するみくに産業(株)を子会社化したほか、2015年8月にはユニットハウス事業を展開する(株)大町と(株)ユニテックスを子会社化するなど総合不動産事業への取組みを強化しており、今後も着実な成長が見込まれる。

中期5ヶ年計画の最終年度となる2016年12月期は、売上高1,000億円、営業利益50億円、ROE20%以上を目標に掲げており、現段階ではほぼ射程圏内にあると言える。派遣法改正に伴うビジネスチャンスの拡大、並びに海外市場への展開を進めていくことで、2017年以降も更なる成長を目指していく方針だ。

同社は配当方針として、配当性向で20%以上を基準としている。2015年12月期の1株当たり配当金は利益増に伴い、前期比17.6円増の41.3円(配当性向20.0%)を予定しており、今後も収益拡大が続けば配当成長が期待される。

■Check Point
・上方修正していた修正数字をさらに上回って着地
・人材・教育及び不動産ビジネスが好調
・利益増に伴い大幅増配を予定、今後の配当成長に期待

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)



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